清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

国際情勢

アメリカのせいで 容易ならない 対韓国と 拉致問題

実は、アメリカ*1の極東防衛プラン*2に組み込まれている日本は、韓国と決定的に対立することはできないし、北朝鮮と拉致事件解決の交渉ができないであろうという話。 筆者は先日、千々和泰明.戦後日本の安全保障:日米同盟、憲法9条からNSCまで.中央公論新社,…

アメリカの 拒否権行使で 機能不全

まずは日本経済新聞2023年9月20日社説「国連は機能不全を脱し国際平和に貢献を」をご覧いただこう。 www.nikkei.com 日本経済新聞の社説曰く、 国連は安全保障理事会の常任理事国として拒否権を持つロシアの専横で機能不全が続き、現状では国連憲章が掲げる…

朴槿恵のほうが 「『惨たんたる気分』」

朴槿恵・大韓民国(以下、「韓国」と表記)元大統領の自虐に惨たんたる*1気分にさせられたという話。 読売新聞オンラインに「朴槿恵氏が慰安婦合意を回顧、獄中で文在寅政権の対応聞き『言葉では言い表せない惨たんたる気分に』」(上杉洋司。2023年10月5日6…

国際機関の存在意義を 失わせるのは日本かな

この記事で言いたいことは、以下のツイートに尽きる。「戦い続ける人民」ザオラルさん(@OneMoreChance99)さんが2023年7月10日13時4分にしたツイート。 「国際機関の存在意義を失わせかねない」って、お前ら日本政府が国連の様々な勧告をどれぐらい無視して…

中国の 先を行ってた 日本かな

東京新聞「中国が愛国主義教育法を提案 一党支配強化へ制度化」(2023年6月26日18時46分(共同通信・配信)) www.tokyo-np.co.jp によると、 中国の全国人民代表大会(全人代)常務委員会が26日、北京で3日間の日程で開会し、全国民を対象とした愛国教育…

ニッポンの 植民地には 非該当?

某日、『歴史学のトリセツ 歴史の見方が変わるとき』(小田中直樹、ちくまプリマー新書、2022。以下『歴史学のトリセツ』と表記)を読了した。 主な内容は、歴史学説史。ランケ学派が主流なのは揺らいでいないが、時代によってほかの学派が出てくる様は面白…

台湾と 朝鮮の違い こんなかな

某日、筆者は、以下のツイートを読んだ。東洋経済新報社解説部・記者の劉彦甫が2023年3月17日19時27分にしたツイート。 下記引用した劉先生の一連のツイートは私も同感です。日本のリベラル知識人と接していて毎回感じるのは台湾情勢に対するあまりの無理解…

国際人権 知らぬ阿呆が こんなにも

タイトル通りだが、それなりに名の知れた人*1が、国際人権に無知であるという話。 まずはYahoo!個人、楊井人文(弁護士)「『日韓合意見直し』」勧告したのは国連の委員会でも国連の機関でもない」(2017年5月13日23時5分)のリンクを貼るので、読んでくだ…

食い違いあった 請求権協定 されど条理で 日本が不利か

いわゆる徴用工問題、歴史学的には朝鮮人強制連行に関連して、日韓請求権協定をどう解釈するかについて、筆者なりの知見を得た*1ので、それを紹介する。 まずは、日韓請求権協定第2条第1項を。 両締約国は、両締約国及びその国民(法人を含む)の財産、権利…

日韓関係 蒸し返すのは 日本だけ

日韓関係において、話を蒸し返す*1のはいつも日本であるという話。 第1に、慰安婦。2015年の日韓合意*2は必要だったのだろうか。以下に書くことは筆者の推測だが、これは、安倍晋三政権において、「『強制連行を直接示すような記述も見当たらなかった』とし…

徴用工 それは「強制連行」だ

いわゆる徴用工問題で動きがあったのは報道に任せるとして。 今日は基礎知識の勉強。 まずはコトバンク「朝鮮人強制連行」を。 kotobank.jp いろいろな説明が載っているが、筆者は、『旺文社日本史事典 三訂版』とされる説明を引用する。 太平洋戦争中の労働…

強制連行 中国人に 先例が(2)

筆者は最近、『教養としての政治学入門』(成蹊大学法学部・編、ちくま新書、2019)を読了した。 『教養としての政治学入門』は、政治や政治学に興味がある人にとって面白く読める本であった。統治機構の制度、公務員批判の問題点など、内容も多岐にわたるの…

漢文と 日本語バージョン 思い出し

筆者は最近、青木保・著『異文化理解』(岩波新書、2001)を読了した*1。素晴らしい本であった。異文化理解について多岐にわたる内容であった。 おそらく、青木『異文化理解』を読んだ読者が一番印象に残るのは、青木がタイで僧院に入ったことであろう*2。Ⅱ…

竹島って 日本領土じゃ なかったの? (2)(尖閣は 死守で2島は ぜひ返還?(3))

2月22日*1は猫の日? それもあるが、竹島の日である。というわけで、竹島or独島*2について。 筆者調べで、2023年2月22日に、主要新聞*3で竹島の日について社説にしたのは、保守系と目される*4、産経新聞と読売新聞である。 ①産経新聞2023年2月22日社説「主張…

被害者を 置き去りにするが 日本らしさ?

チッソ元社長、後藤舜吉がなくなった。ご冥福をお祈りいたします。 本記事で書きたいのは、読売新聞2023年2月20日統合版13版26面に載っていたエピソードである。 そのエピソードは以下のとおりである。 最高顧問を経て(20)17年に社長に復帰。(20)18年5月…

ルール変えても 気球落とせるか 疑問だな

本記事の前提として、読売新聞オンライン「中国の偵察気球、米軍が撃墜…F22戦闘機が領海上空で空対空ミサイル発射」(2023年2月5日6時43分)のリンクを貼る。 www.yomiuri.co.jp すなわち、アメリカが、中国の偵察用気球を撃退したことを発端とする。 NHK NE…

匿名の 多用がひどい マスメディア

タイトル通りだが、匿名の多用をする日本のマスメディアはひどいという話。 2023年1月15日の毎日新聞デジタル「政治プレミア」に、政治部記者の大貫智子が書いた「韓国文化を楽しむなら加害の歴史に向き合うべきか」が問題を起こしていることにつき、reseach…

中国より あわや日本が マヌケかな

ZAKZAK by 夕刊フジ「中国のビザ停止に岸田首相『極めて遺憾』 外交ルートを通じて抗議、撤回を求める 『ただの嫌がらせ』申請を断られ怒りの声も」(2023年1月12日15時30分) www.zakzak.co.jp によると、 岸田文雄首相は11日(日本時間12日)、中国による…

韓国で キリスト教が 多いわけ

角川新書から『韓国語楽習法 私のハングル修行40年』(2022年)を出している黒田勝弘*1へのインタビューが、BookBang(ブックバン)というサイトに掲載されている。タイトルは、「韓国での統一教会はどんな存在? 問題になったことはないの? 韓国在住40年の…

制裁や 植民支配への 怨み

読売新聞2023年1月3日統合版13版7面「世界秩序の行方 現場から アフリカ 忍び寄る露 植民地の過去 欧米に反発」*1が注目である。以下、ところどころ引用しつつ、筆者の感想を書く。 (前略) 元スーダン軍幹部は読売新聞の取材に、「スーダン軍内部では、長…

K-POP聴くのに 問題理解しろ?

ネットサーフィンをしていたら、以下のツイートを発見した。dia feliz(@diafeliz_laten)さんの、2022年11月7日14時35分のツイート。 私もKPOPファンだが、日本のKPOPファン達には日韓の社会問題や歴史問題に無関心や無知な人達が結構いるのに愕然。韓流や…

竹島って 日本領土じゃ なかったの?(尖閣は 死守で2島は ぜひ返還?(2))

筆者は、高崎宗司さんの『植民地朝鮮の日本人』(岩波新書、2002)を読んだ。今の日本を考えるうえで有益な本なので、ぜひご一読を。 その『植民地朝鮮の日本人』につき、筆者はAmazon上でレビューを寄稿したが(タイトルは「文献豊富 知識信用 営み不変」。…

Amazonレビューでもある 韓国アレルギー

筆者は最近、鳥飼久美子さんの『異文化コミュニケーション学』(岩波新書、2021)を読み終えたが、そのAmazonレビューが興味深かったので、以下において説明する。 興味深かったのは、評価の方ではない。批判的レビューの多いことである。 それ自体は構わな…

ニューズウィーク 韓国憎悪 キャンペーン?

ニューズウィーク日本版が、韓国憎悪キャンペーンを張っているかもしれないという話。 1.『早坂隆 たかがジョーク されどジョーク』「韓国人がなんでもかんでも日本のせいにする理由」(2022年9月30日18時55分) www.newsweekjapan.jp をまずは取り上げる。…

韓国が 嫌いなら黙れ 羽田真代よ

たまたまネットサーフィンをしていたら、ライターの羽田真代(はだまよ)さんの「『韓国大好き』な日本人に“異変アリ”…! 日本全国にめちゃ広がる『韓流ブーム』の危ない結末」(2022年10月8日。現代ビジネス) gendai.media が目についた。ひどい記事であっ…

財団方式 慰安婦同様 禍根残す

まずは、日本経済新聞電子版「韓国、徴用工問題で財団活用案 政府の代位弁済は見送り」(2022年9月6日17時30分)をチェックしてみよう。 www.nikkei.com 記事によると、 韓国政府は元徴用工訴訟への対応を巡り、5日までに開いた官民協議会の議論を踏まえた解…

中国人と 韓国人に 味方せよ

本エントリーは日本語話者にむけて日本語で書いており、読者に日本人*1や日系人が多いと推測するが、そうであれば冷静になって、差別問題においては中国人や韓国人の味方をすべきという話。 ネットサーフィンをして目についた記事の一つは、Record Chinaの「…

一寸の虫にも 五分の魂 三浦瑠麗

三浦瑠麗さんが、2022年9月3日にテレビ朝日系列で放送された「朝まで生テレビ」で何かやらかしたようだけど*1、それは映像のリンクを貼ることで済ませておいて。 その三浦瑠麗さんも、たまにはいいことを言うという気持ちを、タイトルの「一寸の虫にも 五分…

リベラルと 言えば分かった 気になるか?

本エントリーで取り上げるのは、『帝国の慰安婦』(朝日新聞出版)で一躍有名になった。朴裕河さんへのインタビュー記事である。毎日新聞・政治プレミア「日韓関係悪化の責任は両国のリベラルにもある」(2022年8月16日) mainichi.jp なお、Yahoo!ニュース…

池上彰理論なら 独島で決まり

普段は読まないが、手元に『週刊文春』2022年9月1日号がある。その中の一つに、テレビにおける分かりやすい解説でおなじみの、池上彰さんの連載「そこからですか⁉」があるので、本エントリーで検討する。 連載タイトルは「中国はなぜ台湾を狙うのか」(#536.…