スウェーデンで総選挙が行われ、社会民主労働党を中心とする(そのほかは左翼党、緑の党)与党が、穏健党を中心とする(そのほかは自由党、キリスト教民主党、中央党)野党に政権を明け渡しそうだ(読売新聞東京本社版第13版国際面7面(仙台では)参照)。
穏健党は「同国伝統の高福祉維持」を主張している。スウェーデンの詳しい政治はよくわからないが、アメリカや日本を見る限りでは、右派の政党が政権を獲った場合に高福祉が維持されたという話は聞かない(共和党や小泉政権下の自由民主党の政策を想起すればわかる)。となると、公約とは異なり、スウェーデンも高福祉政策に終わりを告げるのではないかと思われる。
ともあれ、スウェーデンという牙城が崩され(?)、世界的な低福祉時代が来ることを予感させる総選挙だった(とは言っても、発展途上国に高福祉の国はないから、贅沢は言えないか)。