清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

歴史知れば 出てくるわけない 発言だ

少々古い話になるが、本エントリーで取り上げるのはこちら(読売新聞オンライン2020年1月29日6時7分。以下①)。

www.yomiuri.co.jp

 

以下、引用。

 東京医科大の医学部医学科の同窓会が昨年12月に発行した機関紙に(略)前同窓会長の「男子医科大学という大学名にしておけばよかった」との発言などが記されていた。

現代だけを見るとあり得ない話ではないが、そういう発言をした人って、歴史の知識が0だと酷評されても仕方がない。

 

賢明な読者ならわかるだろうが、旧帝国大学はそもそも女性を受けいれていなかったのである。下記サイト参照(2020年2月2日アクセス。以下②)。

www.morihime.tohoku.ac.jp

 

②によると、

東北大学は、日本初の「女子学生」が誕生した大学です。

東北大学が誕生した明治末頃の日本の大学は、旧制高校を卒業した男子学生のための学校であり、正規の学生身分で女性が大学に入学することは考えられていませんでした。

ところが、大正2年(1913)にその「常識」を破る事件が起こりました。

創立間もない東北帝国大学が、独自の判断で4人の女性の受験を認めたのです。

とのこと。このような歴史を知っていたら 「『男子医科大学という大学名にしておけばよかった』」(①)という発言が出てくるわけがない。

 

続けて①の記事の検討。

 同(①の「東京医科大」のこと。筆者注)大では19年入試で女子差別などを撤廃した結果、女子が男子の合格率をわずかに上回った。記事では、出席者の発言として「入試がガラス張りになり、女医が6割超になってしまうかもしれない」「女性は出産を機に仕事を減らすこともあり、男性医師1人に対し女医は3人、日本は日本らしく男性医師がバリバリ働けばいいのではないか」などと記されていた。

 もトンデモ発言で、女性がいかに働きやすくするかしかないでしょうに。

 

というわけで、一番最初の引用で「(略)」としたが、

 女子差別の容認と受け取れるOBの発言が掲載

 という①の記事に賛成である。