TWICEをきっかけとしてガールズグループに興味を持った筆者(
kiyotaka-since1974.hatenablog.com
をご一読)、日本のガールズグループも観てみよう、ということで、2020年4月11日22時30分からNHK・BSプレミアムで放送された「RAGAZZE!〜少女たちよ!」
を観た。
楽屋裏やトークのコーナーもあったが、演奏順は以下の通り。
②BEYOOOOONDS
④モーニング娘’20(ツー・ゼロ)
この演奏順は、トップバッター、真ん中、トリに実績のあるグループを入れ、その間に相対的に実績のないグループを入れるという、バランスを取った構成になっている。
番組を観て印象に残ったのは、「相対的に実績のないグループ」の3組である。すなわち、②、⑤、⑥である(③のファンの方、ゴメンナサイ)。
まず②。皆さん覚えていますか? 「第61回 輝く!日本レコード大賞」(TBSのHPから。https://www.tbs.co.jp/recordaward/ )の最優秀新人賞ですよ。寸劇入りの歌(セットリスト参照。https://www.nhk.or.jp/music/special/427221.html)が印象に残った。なかなか面白いところから攻めてくるな、と思った。ガールズグループで寸劇をやるのって、筆者の知る限り、見たことない。
次は⑤。
(NHKのHPから)によると、「ファンクやR&Bなど高い音楽性と歌唱力を持ち」とある。筆者の耳では「高い音楽性と歌唱力を持」っているかはわからなかったが、全員がマスクを握っており、異彩を放っていた。冒頭で「TWICE」と書いたが、K-POPで言えばMAMAMOOの路線かと勝手に思ってしまった。
最後に⑥。関西弁であそこまで(番組を観た人ならわかるだろうからこの表現)パフォーマンスをするのは大したものである。ただ、関西弁なので人様に説明するのが大変だなぁ。「人様に説明するのが大変」と書いたが、⑥の曲の「どっとjpジャパン」の歌詞(Uta-Netから。https://www.uta-net.com/song/213437/ )もそう。例えば「安心のクオリティ 日本製」という歌詞。これ、日本人じゃなければ反発を喰らいそうな歌詞である。ついでに②の「ニッポンノD・N・A」の歌詞(Uta-Netから。https://www.uta-net.com/movie/271843/ )も挙げておくが、「独創力 まさに最高峰 ニッポンノD・N・A!」という、自画自賛に読める歌詞がなんとなくイタいのである。インターネットで世界中の人が聴けるご時世で内向きの歌詞でいいのかな、と思ってしまった。
少々ケチをつけたが、番組の限りでは、世代交代というか、メインストリームのグループが交代したら、ガールズグループシーンがますます盛り上がるだろうな、と思った。であるから、②、③、⑤、⑥のグループのさらなる精進を期待する。
最後に総論。筆者だけかもしれないが、J-POPって、少なくとも小室哲哉さんのプロデュースのアーティストが席巻したときから、軽くてノレない。筆者がそう思う音楽が存在するのは悪くないが(それが好きな人もいるだろうし)、もう少し音楽が多様にならないものだろうか、と思った。少々ヘビーなサウンドで踊るグループもあったら面白い。
*ウェブサイトは2020年4月30日アクセス。