読売新聞2020年6月27日統合版12版29面(以下、①)に「週刊エンタメ」と題した記事があり、「第4次韓流ブーム」なのだそうだ。
もちろん、「パラサイト 半地下の家族」がアカデミー賞の作品賞等を受賞したり(
パラサイト 半地下の家族 - Wikipedia)、「愛の不時着」というドラマがNetflixで人気があるというのを聞いたことがある。
しかし、実態は、韓国発のエンターテインメントが恒常的に良作を供給しているといういうことではないだろうか?そして、そういうのを、普通は「ブーム」とは言わないのではないだろうか?
もちろん、「冬のソナタ」が人気が出たが時が経って「外交摩擦の激化で熱は冷めた」(①)だとか、「K-POPを中心に第2次ブームが起きた」(①)が「12年の韓国大統領(当時)の竹島上陸などで日韓関係は悪化、ブームも終わった」(①)だとかのように見えるようなことが起こったことは認める。また、「冬のソナタ」後、東方神起らが紅白に出場した2011年をピークとした(筆者判断)ブームに見える現象が起こったことも認める。
しかし、例えば、「第2次ブーム」(①)後も、K-POPが着々と売れ続けたことも事実である。以下の記事を参照のこと。
kiyotaka-since1974.hatenablog.com
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なお、「12年の韓国大統領(当時)の竹島上陸などで日韓関係は悪化、ブームも終わった」(①)時から「K-POPを中心に第2次ブームが起きた」とされる時のコンテンツの売り上げや供給は何ら調べていない。
そして、「第3次ブーム」(③)とされた後の、いわゆる徴用工判決をきっかけとした「最悪の日韓関係」とされる時期において韓国のエンターテインメントの勢いがなくなった根拠が見当たらない。
というわけで、筆者の認識としては、「冬のソナタ」で韓国のエンターテインメントが面白いということを日本の人が知り、それがずっと続き、一つの流れとなっているということである。ウェブで、例えば「電通のごり押し」のように書き込む人もいるが、ごり押しをしても受け手が拒否すればそれまでだからそういう見解を無視したほうが真実に近づけると思う。