筆者はたまに「又吉直樹のヘウレーカ!」(NHK・Eテレ)を観るが、その2020年6月24日放送分は「「今、僕たちには歌がいる!」」である。下記参照(2020年7月23日アクセス。以下「番組」)。
上記HPによると、
歌からやがて言葉が生まれたと岡ノ谷一夫さんは考える
とのこと。なお、岡ノ谷さんは東京大学大学院教授。
この会のゲストはハンバート・ハンバートさん(プロフィールは下記)。
ボーカル、ギター、フィドル(バイオリン)等を担当する(だから作曲も担当している)佐藤 良成(さとうりょうせい)さんによると、「100%メロディーが先」で、メロディーの時点でストーリーが出来上がっているのだという。
なお、番組によると、歌というのは、明確に伝わる・伝える歌詞の部分と、明確に伝わらないメロディの部分があるのだという。
以上長々と「又吉直樹のヘウレーカ!」2020年6月24日放送分を紹介したが、この回は面白く、歌について考えさせられた。以下は、筆者が考えたことの雑記である。
①筆者は、歌は、言葉を伝えるものというイメージがあった。だから、曲を作るときは(ただし、筆者が作ったことはない)、詞先(作詞が先)が正しいと思っていた。しかし、番組を観て、曲先(作曲が先)もそれなりに理由があるのだな、と思った。
②メロディーでも伝えるというか、元々歌(≒メロディ)から言葉が生まれたとすると、歌詞がわからなくても曲に感動できることは何ら不思議ではないということになる。だから外国の歌を歌詞もわからずに感動するのは普通のことで、英語しか外国語を学ばない人が多い日本人でも、英語以外の曲も(日本語は書くまでもない)積極的に聴いていいんだな、と思った。最近話題になっているK-POPでも、ラテンでも、第9でも、何でもいいので皆さん楽しみましょう!