清高の ニュースの感想 令和版

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容疑者の 名前に敬称 つけようよ

朝日新聞デジタル「「民主の女神」周庭氏逮捕か 国安法違反容疑、現地報道」(2020年8月10日22時38分)

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によると、「香港の民主活動家、周庭(アグネス・チョウ)氏(23)が香港国家安全維持法違反の疑いで逮捕された」という。

 

まず、周庭さんの1日も早い解放を祈る。

 

ただ、本エントリーで注目したいのは、「周庭(アグネス・チョウ)氏」と書いてあることである。

 

日本の報道では、捜査当局に逮捕される人は、「容疑者」と表記される(一例は朝日新聞の「原作者逮捕の「アクタージュ」 ジャンプで連載打ち切り」(2020年8月10日20時7分)。

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なお、「容疑者」というのは正式な法律用語ではないが、「被疑者」(ひぎしゃ)と「被害者」(被害者)の故障が紛らわしいので「容疑者」という名前を使ったと聞いたことがある。

 

それでは外国人だから敬称の「氏」なのか?

 

「ハフポスト日本版は朝日新聞社をパートナー企業に2013年に始まりました。現在は、米ベライゾンのメディア部門「Verizon Media」のグループの一員で、朝日新聞社との合弁企業「ザ・ハフィントン・ポスト・ジャパン株式会社」(東京都千代田区)が運営してい」(ハフポストについて。2020年8月11日アクセス。https://www.huffingtonpost.jp/p/huffingtonpostjp-about-us)るハフポスト日本版の「Twitter乗っ取り容疑者3人を逮捕・起訴。主犯格の17歳少年には30の容疑」(2020年8月2日15時47分)

www.huffingtonpost.jp

を見ると、「残る2人はフロリダ州オーランドに住む(略)容疑者」とある。

 

基準がバラバラである。

 

もちろん、周さんに問題はなく、周さんの逮捕に問題があるということは理解している。しかし、そもそも被疑者段階でも無罪と推定される権利を有するものだから(市民的及び政治的権利に関する国際規約第14条第2項)、どんな「容疑者」だって、容疑者という呼称を用いず、敬称を用いればよい。○○氏逮捕だとか、××さん逮捕だとか書けばよい。

 

なお、本エントリーでは、朝日新聞(系)の記事を用いたが、他者も同じと推測する。