インターネットユーザーなら誰でも知っているだろうが、音楽のサブスクリプションサービスにはラジオ機能がつきものである。YouTubeミュージックで言えば、アーティストを検索すると「ラジオ」という文字があり、そこをクリックすると、他のユーザーの傾向を加味してアプリが自動的に曲を選んでくれる(機能である)。
筆者はそれを、堀正岳さんの『知的生活の設計―――「10年後の自分」を支える83の戦略』(KADOKAWA、2018)で知ったと記憶している。というわけで本エントリーの展開にかかわらず堀さんの本を読んでほしいが、筆者は堀さんの本で教えてもらったラジオ機能はほとんど使っていない。
Spotifyで1回くらい試したが、それで新たなアーティストや曲を発掘するということはなかった。
それより、テレビやラジオの番組で探す方が多い。
テレビやラジオ番組であれば、人の目が入っているし、それこそ筆者の興味のなさそうなのが出てくるから(視聴率を取るには多様なメンバーを揃えなければならないことくらい予想できるだろう)、アプリのラジオ機能より使えるような気がするのである。
人それぞれであろうが、筆者の見るところ、テレビやラジオの音楽番組の存在価値というのはそう簡単になくならない。読者の皆様も時間があったら音楽情報番組を観て曲を探すのはいかがだろうか。