清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

同意年齢と 同意を ごっちゃにしても(立民議員の 口なんか ふさいじゃえ(2))

 2021年10月11日限定「立民議員の 口なんか ふさいじゃえ」シリーズ、第2弾。第1弾は

 

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

 

 当時立憲民主党議員だった本多平直衆院議員の辞職をも思い出したので、検討する。

 

 まずは、Yahoo!ニュース個人(伊藤和子弁護士)「『50歳が14歳に性交』擁護発言・なぜまかり通るのか?今こそ政治の責任を問いたい。」を取り上げる。

news.yahoo.co.jp

 

 それにしても弁護士なのに、伊藤和子さん、誤解させる文章を書いている。「そもそも『50歳近くの自分が14歳の子と性交』する行為は、児童福祉法34条1項6号の『児童に淫(いん)行をさせる行為」に該当し、60条で10年以下の懲役等を科される可能性があります」とあるが、これでは本多平直衆議院議員(当時)の見解を否定できない(科されない可能性もあるから)。

 

 そもそも何歳が相手でも性暴力っていけないんじゃないの?

 

 なかでも性交同意年齢が13歳というのは、中学校一年生になったら性行為の同意能力は完全にあるということを意味します。お酒やたばこ、消費者契約などと比べても際立って低い年齢で自己責任を課されるわけです。日本では特に小学校で性教育もなされていないのに、13歳になったら性行為の同意は自己責任、というのはあまりにもひどくないでしょうか?

 諸外国の中でも異例の低さであり、国際的にも問題視されています。諸外国と比較するとその異常さがわかります。

13歳 日本

14歳 ドイツ・台湾(以下略)

14歳でも同意できる国や地域、あるね。別に「異常」でもない。

 

 本多さんの件のニュースをいろいろ見て思ったが、年齢と同意の話をごっちゃにしている印象である。おそらく性交同意年齢というのは、そういう方向で決めるのではなく、婚姻適齢から決めるものではないだろうか。2022年(令和4年)4月1日からは、婚姻適齢は男女とも18歳になるが(民法第731条。それまでは男は18歳、女は16歳になっており、そこから決められたのではないかと推測する)、愛を育むのにどれくらいの期間が必要かから逆算して決めればいいと思う。そうなるといくら何でも5年は長いのではないか、ということである。

 

 その本多平直衆議院議員(当時立憲民主党所属)はめでたく(?)議員辞職をしたが、それについて、立憲民主党ハラスメント防止対策委員会の「調査報告書」がすでに出ている。uncorrelated(@uncorrelated)さんの2021年7月15日23時2分のツイートのリンクからアクセスできる。

実際に被害に遭われている人がいるので書きにくいが、ここでも性交同意年齢と同意の話をごっちゃにしている。またジェンダーの問題だとも思わなかった(女性50歳、男性13歳だって想定し得る)。ごちゃごちゃに議論して、気に入らないとハラスメントにしてしまう、と非難しても的外れではない印象だった。

 

 現実の被害がなくても筆者は性交同意年齢を16歳とすべきことは既述したが、何歳にするにせよ価値判断にすぎず、人それぞれというしかない。本多議員の対応に問題はあるかもしれないが、この問題が必要以上に騒ぎになったことの方が問題だと思う。