清高の ニュースの感想 令和版

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中国より あわや日本が マヌケかな

 ZAKZAK by 夕刊フジ「中国のビザ停止に岸田首相『極めて遺憾』 外交ルートを通じて抗議、撤回を求める 『ただの嫌がらせ』申請を断られ怒りの声も」(2023年1月12日15時30分)

www.zakzak.co.jp

によると、

 岸田文雄首相は11日(日本時間12日)、中国による日本人へのビザ(査証)発給手続き停止に関し「新型コロナウイルス対策とは一見、関係がないと思われる制限を一方的に行い、極めて遺憾だ」と述べた。外交ルートを通じて抗議し、撤回を求めたと強調した。訪問先のロンドンで記者団の質問に答えた

という。

 

 「ビザ停止」で思い出した。かつて、ある国の判決に不満があり、査証要件を厳格化することを画策した、馬鹿な国があったな。日本国というんですけどね。当ブログ「読売より 日本知ってる 海外メディア」をご一読。

kiyotaka-since1974.hatenablog.com

 

 筆者の上記ブログ記事によると、

ところで、昨今の輸出管理強化について、*1に興味深い記述が。以下、引用する。

「今回の輸出管理厳格化について、外務省で日韓関係を担当するアジア大洋州局は相談を受けなかった。経済産業省幹部は『外務省が韓国人に対する査証要件厳格化といった"対抗措置"をやらないから、経産省が引き取った』と明かす 」*1

とある。

 

 当時の外務省は賢かったので、気に入らない判決が出たからといって、「一見、関係がないと思われる制限」*2を課すことはなかったが。もしやっていたら、「『ただの嫌がらせ』」*3なのは明らかだろう。実際の輸出管理強化もその類だが。

 

 今回の日本の抗議が仮に正当だとしても、外国人には入国の自由がないわけなので、中国の方針を否定的に評価するのは難しい。仮に気に入らない判決が出たことを理由として「査証要件厳格化」*4しても同じことだが、どう見ても今回の中国の方が、日本がやろうとしてやらなかったことよりまともだと思うが、いかがだろうか。

 

 ともあれ、気に入らない判決が出たことを理由として、「査証要件厳格化」*5を実際にしなくてよかったということである。

*1:引用内のカギカッコの部分は、読売新聞2019年8月29日統合版13版4面「検証 安倍政権 2 『対抗措置』」からの引用。

*2:ZAKZAK by 夕刊フジ「中国のビザ停止に岸田首相『極めて遺憾』 外交ルートを通じて抗議、撤回を求める 『ただの嫌がらせ』申請を断られ怒りの声も」

*3:*2に同じ。

*4:「読売より 日本知ってる 海外メディア」

*5:*4に同じ。