清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

労働組合 いくつあっても いいじゃない

今日から下半期。新たに3つの経営統合体制がスタートした。すなわち、JAL日本航空)-JAS(旧日本エアシステム)の完全統合、阪急―阪神ホールディングスの誕生、富士フィルムホールディングスのスタートである。

グーグルを見ていたら、阪急百貨店が阪神タイガース優勝セールをさせてもらえないということがあるそうで(詳細は右記の朝日新聞のサイト。http://www.asahi.com/business/update/0929/191.html)、
それはそれで面白いが、私がもっとも注目するのは、JAL-JASの完全統合である。

読売新聞や週刊現代がともに批判していたのは、JALには労働組合がたくさんある(以前週刊現代を見たときは9つだったが、現在は8つ)ので、それが会社の足を引っ張っているということである。しかし、この話はおかしい。

なぜなら、航空会社にはいろいろな職種がある(パイロット、客室乗務員、カウンターで働く人、整備士など)し、そもそも論として国際線や幹線を担当していたJALとローカル線を主に担当していたJASが合併してできたからである(マニュアル、給与体系、企業文化の違い、など。一方ANAはいろいろ担当していた)。となると、利害関係が錯綜するのはやむを得ず、その結果労働組合が乱立するのは当然だからである。

求めるべきは、従業員に一致団結を求めることではなく(全否定はしない)、経営陣がJALと旧JAS双方の労働組合を納得させることである。