清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「教育再生」 思ったままに 書いてみる

1、「教育再生」とのことだが、なぜ「教育再生」しなければならないのかよく分からない。「教育再生」ということは、「教育崩壊」が前提だと思うが、どう「教育崩壊」したのかがよく分からない。巷で言われていることは「学力低下」と「学級崩壊」だが(だから安倍さんはすべての子供に高い学力と規範意識を身につける機会を与えると言っている)、「学力低下」「学級崩壊」ともに綿密な検討が欠けていると思う。すなわち、_燭「学力」で、どう低下しているか、∩換馗邸恒此垢如岾惶虔??廚起こっているのか、その原因は何か、が私を含めてよく分かっていないのではないかと思うのである(以上につき、岡本薫「日本を滅ぼす教育論議」(講談社現代新書)や、広田照幸氏の本が大いに参考になる)。

(ここからは「学力低下」「学級崩壊」などが問題となっており、「教育再生」をしなければならないことを前提にする)
2、安倍晋三さんは、よく、「すべての子供に高い学力と規範意識を身につける機会を与える」といっているが、その一方で、昨日スタートした「教育再生会議」で議題にのぼることが予想されるのが、ゞ軌薀丱Ε船磧次=利用券)制度、教員免許制度(これは安倍さんのオリジナルではない)、学校選択制など、教育に競争原理を導入することと、大学9月入学制と奉仕活動だが、安倍さんの発言どおりにならないのではないか。というのは、,砲弔い董教育に競争原理を導入する政策は学校の淘汰も伴うので、行きたいところに行けない生徒や遠くに通わなければならない児童・生徒が出るし、その結果「すべての子供に高い学力と規範意識を身につける機会を与える」ことにならないし、△砲弔い討蓮大学に入学しない人に奉仕活動をさせることが難しいからである(全入時代が来ても、大学に行かない人もいるだろう)。

3、教育再生会議のメンバーを見ると、よく批判されるのは、中央教育審議会の委員や臨時委員を経験している人がいるので、文部科学省の影響が大きくなるのではないかということだが、私はそれよりむしろ、教育学者が誰もいない方が疑問がある。『教育基本法改正案を問う―日本の教育はどうなる』(教育学関連15学会共同公開シンポジウム準備委員会編集。学文社) という本が出ているぐらいだから、教育学の世界では安倍流の教育改革に反対のようなのでやむを得ないだろうが、専門的に研究している人が誰もいないのはいかがなものか。たとえは悪いが、法律問題の相談にやくざはいるが法律家がいないということに似ている。