清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ホワイトカラー エグゼンプションは やめるべし

規制改革・民間開放推進会議が25日に最終答申を決定した。

いろいろあるが、今回取り上げるのは、ホワイトカラー・エグゼンプション、すなわち、ホワイトカラーの従事する裁量性の高い業務について(たとえば、人事、企画)、労働時間規制の適用を除外する制度である。

今日の読売新聞朝刊(2面。仙台では)によると、「答申では、「1日8時間週40時間」の現在の労働時間規制について、「自らの能力を発揮するため労働時間にとらわれない働き方を肯定する労働者も多くなっている」」としているが、調査でもやったのかしら。それはさておき、ただでさえ日本の労働時間は長いのに(確かアメリカについで世界第2位というデータがあるはずだが、日本のいわゆるサービス残業はカウントされていないので、実質的には日本が1位なのではないか)、規制を撤廃するのは筋違いではないか。同時に提案されている時間外労働の割増賃金を5割にしても割に合うとは思えない(この条文も「裁量性の高い業務について従事するホワイトカラー」に適用されない)。かわりに、現在の労働基準法にはない1日の残業時間の制限を設けるべきである(たとえば、法定労働時間(1日8時間。労働基準法第32条第1項)を超えて残業できるのは2時間とする、など)。