清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

サッカーくじ またも赤字だ なぜなんだ

今日の読売新聞朝刊スポーツ面(19面。仙台では)によると、スポーツ振興くじサッカーくじ。いわゆるtoto)の売上高が昨シーズン比約10億円減の132億円程度にとどまり、最低だった昨季をさらに下回ることが確実になったのだそうだ。

ただ、9月に全試合結果をコンピュータが予測する「BIG」を発売し、全9回で16億円余を売り上げ、さらに、BIG導入でインターネットやコンビニエンスストアでの売り上げが増えて、会員増の兆しが見えるという。

それにしても、Jリーグはそれなりに人気があるのに(Jリーグのホームページ参照。http://www.j-league.or.jp/)、なぜサッカーくじは人気がないのか。私見は以下のとおり。

1 日本には富くじがいっぱいあるから。宝くじ(スクラッチやロト6などもある)、競馬、競輪、競艇オートレースとライバルが多い(競輪、競艇オートレースはたしか日本独自じゃなかったかな。情報求む)。それに関連して、私が思うに、宝くじは気軽にでき、競馬などの公営競技は1レース毎に何回でもチャレンジできるが、totoの場合は数試合を予測し(1回しかできない)、なおかつ決まるまでの時間が長いので(2日かかる場合がある)、公営競技に比べて何回も興奮を味わえないうえに、間延びしている感じがして、面白くない。

2 Jリーグの地域密着の副作用。私はかつてパ・リーグ全体に興味があったのだが、楽天イーグルスが仙台に来てからはイーグルス以外の球団は単なる敵になってしまった。ファンに聞いたわけではないが、自分の地域のチームの応援に精一杯で、他の試合の予想までする余裕がないのではないか。

3 サッカーの結果を予想するという文化がまだ根付いていない。平成18年事業年度の売り上げの平均を見ると、BIGが180,770,833円なのに対し、totoは172,850,071円である(ちなみに2006年シーズンの場合totoの平均売り上げは189,387,800円)。はっきり言ってほとんど変わらない。ついでにいうと、mini totototo goalの売り上げ平均合計は約1億200万円。個人的には予想の必要のないBIGがわりと売り上げに貢献しているのは嘆かわしい限り(左記の記事はtotoのホームページ参照。http://www.naash.go.jp/toto/index.html)。

なお、累積負債は300億円だとか。撤退も考える必要があるか。そうすると、日本のスポーツ環境はどうなるのか。やはり税金に頼るしかないということなのか。