ラグビー・トップリーグのコカコーラ・ウェストジャパン所属の選手が強制わいせつ容疑で逮捕された(被疑者は容疑を否認している)。そのためか、コカコーラ・ウェストジャパンのラグビー部は練習を自粛しているそうだ(読売新聞朝刊スポーツ面18ページ(仙台では)参照)。
高校野球など、アマチュアスポーツは、部員が不祥事を起こすと練習を自粛したりすることが多い。一方、スポーツに関してより責任の重いプロスポーツの場合、選手が不祥事を起こしてもその選手が責任を問われるだけで、チームの活動を自粛するといった話は聞いたことがない(オリックス(自由契約になった某投手の場合)、巨人(以前容疑は忘れたが選手が性犯罪で逮捕されたことがある)、チーム名は忘れたがJリーグのチームでも選手の不祥事はあったが練習を自粛したという話は聞かない)。
これは2つの点でおかしい。1つ目はより責任の重いプロスポーツこそが厳格な処分に甘んじるべきではないのか(もっとも、後述)。2つ目はそもそも部員が不祥事を起こしたからといって練習を自粛する必要があるのか。チームぐるみなら当然だろうが、悪いのは個人である。アマスポーツの安易な自粛は慎んだほうがよいのではないか。