今日の読売新聞朝刊国際面7頁(仙台では)によると、イギリス軍がイラクから撤退するという。
イギリスでは、イラク戦争に批判的な世論が多いそうだ。それはそうだろう。今もって大量破壊兵器が見つかっていないのだから(推定無罪ならば、大量破壊兵器は「ない」ということ)。その世論対策のためもあってか、ブレア首相も撤退を考慮せざるを得なくなったようだ。
ひるがえって日本。久間防衛大臣が正当な批判をしても(イラク戦争の妥当性を疑問視した発言をした)、よってたかってその発言を叩くだけで、イラク戦争を真摯に考える風潮がないように思う。もうそろそろ総括、といっても、結論は、イラク戦争に正当性はないというしかないんだけどね(イラクがいつアメリカを攻撃しましたか?大量破壊兵器もない、国連安保理決議もない、この条件でアメリカの開戦を正当化できるのならば、してほしいところだ。もっとも、私も国際法はよく知らないので、この記事の見解に自信があるわけではないが)。