清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

スポーツの 世論調査を 検討す

プロ野球が開幕すると、読売新聞の読者としては(他紙の読者の皆さん、ごめんなさい)、恒例の世論調査、すなわち、スポーツに関する世論調査の季節である。その世論調査の結果が、今日の朝刊23頁に載っている。今日はこれを検討してみたい。

0、はじめに
世論調査の方法については正当なものとみなします。ただ、20歳代10%、30歳代15%、40歳代17%、50歳代21%、60歳代20%、70歳以上17%ということで、多少結果に特徴が出るかもしれない(後述)

1、どんなスポーツを見るのが好きか(複数回答可)
プロ野球45.9%(これが前述の特徴。年配者にとって、やはり見るスポーツは野球ですわな)、マラソン36.7%、高校野球35.2%、駅伝29.2%、プロサッカー(Jリーグ)22.7%、バレーボール22.4%、大相撲22.1%、スケート、大リーグ各15.0%、K1など格闘技14.5%が上位10傑。私のブログで取り上げることが多いバスケットボールはなんと(?)3.7%。その他も0.6%だから、世界バスケやNBAもあまり関心がもたれていないのか。あと、女性はマラソン(1位)とバレーボール(3位)が特記事項か。

2、好きなスポーツ選手(敬称と数値略)
イチロー松井秀喜松坂大輔宮里藍浅田真央荒川静香中村俊輔福原愛王貞治金本知憲長嶋茂雄が同件数、以上が上位10傑。上位3人がメジャーリーガー、女性が4人、ランク外だと、斎藤佑樹ハンカチ王子)、田中将大がいるが目を惹く。

3、プロ野球の好きなチーム1つ(これがいかにも読売らしい。他の競技にこのような質問はない)
巨人22.2%、阪神11.4%、中日とソフトバンク5.3%、日本ハム3.1%、楽天2.1%、横浜1.8%、広島1.7%、ヤクルトと西武各1.4%、ロッテ0.9%、オリックス0・3%。なお、好きなチームが無い14.7%、興味がない27.8%、答えない0.5%。目を引くのは日本ハム楽天。東京時代の日本ハムはお客さんは来てもほとんど1番好きな人はいなかったし、近鉄もしかり。それが日本ハムが北海道に移転し、楽天ができたら、結構人気が出た。やはり、地域にチームが出来ると応援する人が増えるのだろう(私もそう)。だから、現状では、地域密着戦略のほうがファン獲得にはいいだろう(逆に、企業名はリスクもあろう。その企業が好きでない人は応援に躊躇するだろう(私が仮に埼玉に住んでいたら、武富士バンブーを応援するのは躊躇するだろう)。もっとも、プロ野球のように、きちんとホームゲームがあるスポーツは別)。

*好きな理由、ゲーム内容、クライマックスシリーズプレーオフ)については、検討しない。

4、オリンピックの東京立候補
賛成46.6%、どちらかといえば賛成22.9%、どちらかといえば反対12.5%、反対12.2%、答えない5.9%。私は、オリンピック後に施設の有効活用ができれば賛成だから(ワールドカップを想起。宮城スタジアムっていったい何やってるの?)、どちらかといえば賛成に一票。

5、日頃どんなスポーツをしているか(複数回答可)
特にしていない41.2%、ウォーキング・散歩33.2%、ストレッチなど軽い体操10.4%、ゴルフ7.3%、ジョギング・マラソン4.7%、登山・ハイキング、水泳・アクアエクササイズ各4.0%、筋力トレーニング、スキー・スノーボード各3.3%、テニス、ボーリング各2.9%が上位10傑。相手が必要なものもあるが(テニスなど)、10傑はすべて個人競技であった。ちなみに私は、ウォーキング・散歩、筋力トレーニング、ヨ(-)ガ・太極拳(ヨーガ)である(ただし、ヨーガは自己流)。昔は水泳をやっていたが、腹痛を繰り返したため、再開しないままだ。

6、(数値省略)スポーツをする理由(複数回答)は、健康維持(1位)、ストレス発散(2位)など、自分にメリットがある理由が上位2つだが、仲間や家族との交流(3位)が目を引く(仲間や家族にもメリットがある)。

7、(数値省略)運動しない理由(複数回答)で目を引くのは、忙しくて時間がないから(1位)。自覚が足りないということもできるし、だから労働時間の増大に歯止めをかけなければならないということも出来る。

8、地域の自治体はスポーツ振興に積極的か、消極的か
積極的16.5%、どちらかといえば積極的24.2%、どちらかといえば消極的27.9%、消極的14.9%、答えない16.5%。積極的傾向40.7%、消極的傾向42・8%、消極的な自治体が多いようだ。仙台市は私は積極的だと思う(プロスポーツが4つ、体育館などが多い、など)。

9、スポーツ振興のために、国や自治体に対しての要望(複数回答可)
体育館や競技場など公共施設の設備の充実39.5%、一般住民が参加しやすい競技会やイベントの充実25.6%、キャッチボールなどボール遊びができる公園の整備25.2%、地域のスポーツクラブやサークルの育成20.9%、学校の運動施設の一般開放、初心者むけのスポーツ教室の実施各20.1%、教え方が上手なスポーツ指導員の育成14.9%、施設や大会などに関する広報活動の充実9.1%。なお、そのほか0.5%、特にない、答えない21.9%だった。

10、必要な質問、ならびに9、の続き
「今のスポーツ実践(前述5、)に満足していますか」という質問がほしかった。それがないと、本当は対策が立てられないだろう。というのは、たとえば、ウォーキングに満足している人に施設を作っても効果が望めないし、スポーツを特にしていない人のために施設を作ってもスポーツをするかはわからないからである。