東京運動記者クラブバスケットボール分科会選出の、今年度男子年間べスト5が発表された(詳細はJBLのサイトで。http://www.jbl.or.jp/)。
(以下、敬称略)
古田悟(トヨタ自動車アルバルク)
ジェラルド・ハニーカット(三菱電機メルコドルフィンズ)
五十嵐圭(日立サンロッカーズ)
竹内公輔(慶応大学)
竹内譲次(東海大学。私の知る限りでは、来季は日立サンロッカーズでプレーするそうだ)
私もにわかファンゆえ、全部を観ていないので、たぶんこれでいいのだろう。その上であえて言うと、
1.竹内兄弟は素晴らしいが、逆に言えばスーパーリーグ勢が3人しかいないのは残念。これもどこかで聞いた話だが、バスケットボールは経験のスポーツだそうだ。となると、大学生にベスト5を取られるのは屈辱だろう。いっそうの奮起を望む。
2.去年の4月にbjリーグのファイナルがあり、今年もレギュラーシーズンの試合をやっているが、bjリーグの選手で印象に残った選手などは本当に誰もいなかったのだろうか。たしかに、JBLのサイトと、bjリーグオフィシャルハンドブック2006-2007の数値を比較すると、やむを得ないところもある(私が見た限りでは)。しかし、自分たちが速やかにプロ化を進めなかったことを棚上げにして、「bjとは関わるな」などと言っている財団法人日本バスケットボール協会のこと、このベスト5も「bjの選手は選ぶな」と圧力をかけているのだろうか。また、それに同調して、東京運動記者クラブバスケットボール分科会も最初から選考対象外にしたのだろうか。
協会のほうはもろもろの事情があるということでまだわかる。しかし、いやしくもジャーナリストの端くれである東京運動記者クラブ所属の記者が協会の意を汲んで選考対象外としたならば記者失格である。そうでないことを祈りたいが、もしそうならば即刻記者を辞めるべきだ。
なお、bjリーグの人を必ず選べと言っているわけではないことを付け加えておく。
3.選考対象外で思い出したが、田臥勇太選手も外国のリーグだから選考対象外なのだろうか。それもおかしい。NBA-DLでしっかりやっているではないか。常に代表入りが噂されているが、プレーは無視なのだろうか。