昨日、bjリーグのプレーオフの決勝(大阪エヴェッサ94(28-22、25-25、17-16、24-15)高松ファイブアローズ)、3位決定戦(大分ヒートデビルズ90(22-18、22-9、23-23、23-22)72新潟アルビレックスBB)が終わり、日本のバスケシーズンがひと区切りした。いろいろなことがあったようなので、その感想を書いてみたい。
1、bjリーグプレーオフ決勝・3位決定戦(bjリーグ公式サイト参照(http://www.bj-league.com)
BSフジで見ました。13時からの3位決定戦は、特に大分の外国人選手(エリス、アレン、マーシャル、エアー各選手)が良く、大分が勝った。と書いたあとに、上記のbjリーグのサイトでデータを見ていたら、鈴木裕紀選手もがんばっていたようだ(11ポイント)。一方新潟はなんか元気がなかった。デービス選手のフリースローの確率は良かったのだが、TVで見ても何か重かった気がする。それにしても、大分の活躍、新潟の4位、ともに意外な成績だった。
16時15分からはいよいよ決勝戦。高松は中川選手がよく(20ポイント)、外国人が主に活躍するリーグとのイメージの修正にいい展開だったが、岡田選手のポイント(5ポイント。前日は23ポイントだった)が伸びなかったのが残念。一方、大阪は、それぞれが活躍したのだろうが、なんといってもMVPを取ったパルマー選手に尽きる。途中から出てきて、ポンポンとシュートを入れる大活躍。2002-2003のスーパーリーグでの田臥選手はパスで流れを変えたように記憶しているが(ただ、優勝にはつながらなかった)、パルマー選手はすべてのプレー、特に得点で流れを変えたようだ。
ほかは、中島啓子さんの国歌斉唱、中川秀直さんの始球式と、大分盛り上がったようである。ただ、bjリーグはTVではいけないな、とも思った。チアのパフォーマンスなどはすべてカット(実力はわからないが、照明を用いた演出は見応えがある)。バスケットボールは(スポーツはすべてそうだが)やはり実際に観戦するに限りますな。
とまぁ、盛り上がったbjリーグプレーオフだが、これからはどうなるかは若干不安もある。選手の確保(中川選手はアメリカ優先ということをBSフジの「プロバスケ!bjリーグtv」で見た。あと、日本バスケットボールリーグもチームを増やし、なおかつ外国人オン・ザ・コート1にするので、日本人選手を多く捕ることが予想される)、リーグのコンセプトをどうするか(日本最高峰を目指して日本バスケットボールリーグと戦うか、最強の独立リーグとして選手輩出にウェイトを置くか(元仙台の上山選手のように)、NBAと同じコートサイズにしたりしてNBA色を強めるか、など)など、課題は多いだろう。
2、永田睦子選手、三木聖美選手引退(毎日新聞4月23日朝刊(仙台では)参照)
シャンソンVマジックのセンター・フォワード(主にフォワードだったと記憶する)永田睦子選手、ガードの三木聖美選手が引退するそうだ。永田選手が30歳、三木選手が28歳。男子の佐古選手、折茂選手、長谷川選手が35歳を過ぎても元気なのに比べると、若い。やはり、男女の体力さがあるのだろうか。お疲れ様でした。
3、財団法人日本バスケットボール協会の評議員会、流会(読売新聞4月23日朝刊スポーツ面10頁(仙台では)参照。蛇足を加えると、試合(それもプロバスケットボールの決勝)よりスペースが大きいのは解せない。どうもこの新聞は大事なことを伝えるつもりがないようだ)
今は協会と関係ない(かつては部活に所属していたので、協会と関係があったと思う)から、世界選手権は今後の布石だと気楽に構えていられるが(日立戦を中心に(五十嵐選手がいるから?)、NHK-BSで見た限りでは、お客さんも増えているように思う)、当事者は大変なのだろうな。良い結末を祈る。