清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

有名人 選挙に出るの 当たり前

7月に行われる参議院議員選挙に、日テレ「行列のできる法律相談所」(昔は観ていたが、不法行為の事例(それもほとんど慰謝料の話)ばかりになったので今は観ていない)でおなじみの丸山和也弁護士が自由民主党比例代表候補として出馬することになった。一方、女子プロゴルファーの横峯さくらさんのお父様である良郎さんは民主党から比例代表の候補として出馬することは皆さんご存知の通り(右記のSANSPO.COMの記事参照。http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200706/sha2007061901.html)。
このことについて気づいたことを書いてみたい。

1、候補者について

(1)丸山さんは、「(今の日本の不都合について―清高注)一番責任があるのは長年政権与党としてやってきた自民党。日本を建て直すには、自民党を建て直すしかないんです」とおっしゃっているが、それなら、自分で政党を立ち上げて自由民主党を倒して政権をとるのが民主政治において筋だと思うが(丸山さんの考え方は、例えば、中国共産党一党独裁(日本も実質的には一党独裁か)の中国などで通用する考え方)。それはさておき、私は昔丸山さんの本を拝読したことがあり(『正義の判決―行列のできる弁護士』だったと思う)、考え方が自由民主党に近いと感じたので、自由民主党からの立候補には特に驚かない。

(2)良郎さんは宮崎の方なので、地方重視の(本来は違ったと思うが)民主党からの出馬なのだろう。それはいいが、ゴルファーを育てたぐらいで政治ができるのだろうか。また、なにがやりたいのか。軽い感じがする方なので、少々心配である(右記のSANSPO.COM(http://www.sanspo.com/shakai/top/sha200706/sha2007061706.html
の記事によると、ゴルフ界のためだそうだが、あまりピンと来ないな)。

2、それにしても、どうして衆議院に比べて、参議院はいわゆる有名人の方が出馬するのだろう。それは、選挙制度のせいである。すなわち、参議院議員選挙比例代表制は全国区の(公職選挙法第12条第2項)非拘束名簿式を採用しているので、有名人が当選しやすいのである(全国区なので有名人有利。また、有権者の投票により順位をつけるので、これも有名人有利)。まぁ、将来政界に進出したい読者の方は、現時点では何かの分野で秀でることが近道ですかな(それが難しいのだけど)。でも、地道に生産されている(働いている)方に不利な選挙制度は、個人的には改善すべきだと思うけど(全国区も非拘束名簿式もやめたほうがいい。変わりに、ブロック毎、かつ、拘束名簿式(順位は政党が付ける。金がかかるとして廃止されたけど)の比例代表制にすべき)。