清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

内館さんこそ 引退すべきと 思うけど(2)

「内館さんこそ 引退すべきと 思うけど」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/36313788.html)の関連記事です。なお、仙台圏に載っていた記事の論評ですが、仙台とはあまり関係ないので、「スポーツ感想戦」の書庫に入れました。

読売新聞の仙台圏(今日の朝刊だと31頁)に、「内館牧子の仙台だより」という連載がある。その53回目に、朝青龍関についての彼女の見解が載っている。以下、引用しつつ、検討したい。

まず、「公益法人の『看板』の役職者が職場を放棄した」と言うのは事実に反する。朝青龍関がサッカーをしたのは、巡業が始まる前である。また、いくら「普通」でも、「仮病による職場放棄」は正確ではないから(腰と肘の怪我は現在療養中だし、相撲協会も仮病を認めていない)、このように書いてもいけない。

次に、「大相撲の「地方巡業」は、公益法人として大きな事業だ。なかなか本場所にいけない地方都市の人たちに「国技」を見せ、今に生きる伝統文化を見せる」というのはわかるが、そんなに地方都市の人を大切にしたいならば、地方の本場所を増やすべきだろう。また、場所の日数を9日(土曜日初日、日曜日千秋楽)にすべきだろう。朝青龍関は巡業を地方における稽古の場だと思っただろうし(だから体調が悪ければ参加せず、本場所で結果を残せばいいと思ったのだろう)、私も思った。本場所でもないのに参加させるのにも限界があるのではないか。

第3に、「朝青龍(関)はそれまでにも、たび重なる無断帰国や、ルール違反、粗暴な行為が非常に多かった。(中略)今回、協会が厳しい処分を下したのは当然」とのことだが、なぜそのつど処分をしなかったのだろう。また、カメラマンに暴力を振るった力士や、運転で怪我をさせた力士と同程度(秋場所はどうせ全休だろうから、実質的には九州場所だけ出場停止とも取れる)、又は重い処分が本当に妥当なのか。

第4に、「なのにふてくされたのか、自宅に籠城したあげく、謝罪会見さえしないまま帰国した醜態は、自ら引退して責任を取るべきこと」って、病気(解離性障害)の人にそこまで求めるの?人間性を疑う。

第5に、「外国(日本)の国技を汚し、自分が稼いでいる業界を汚し、外国をなめ」というが、どう汚し、どうなめたのか、今までの検討の限りでも根拠不十分である。

第6に、「復帰するとも聞くが、温かく迎えるなら、日本人にはなめられる素地がある」と、われわれの心配までするのは無用(大多数は温かく迎えないだろうし、温かく迎えるのはこちらの自由。まぁ、温かく迎えるべきは、内館さんほか、横綱審議委員会の方々でしょうな)。

以上検討したが、内館さんは、人間性、物書きとして、横綱審議委員会の委員として、どれも問題があるようだ。