清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

木野(活明)さんは ジャーナリストじゃ なかったな

週刊現代10月13日号に、「光市母子殺害犯「元少年」の父と比人継母が初告白」、立ち読みしてきました。

内容を大まかにまとめると、以下の通り。

まず、最初は父親に話を聞いているが、最初のうちは弁護団と同主張で、一部違うというもの。

次に継母に聞いたら、弁護団の主張を全否定したというもの。

そして、それを聞いて「虚構だった」と叫び、(死刑を回避して)無期懲役にしたら反省するのかと問題提起し、正義の判決(死刑判決と読み取れる)を期待する、というもの。

この程度で「大弁護団の「母胎回避ストーリー」は虚構だった」と叫んでいるようでは、木野さんはジャーナリストとして失格ですな。以下、疑問点を記す。

たしかに、被告人やその弁護団は嘘をつきやすいもので、また、父親は継母が嘘をついているというつもりもない。しかし、父親らの言い分を載せただけで、「弁護団は嘘つきだ」と言われてもねぇ。それなら、父親らの言い分が信用できるという証拠を提示して欲しいものである(なかった)。

次に、死刑を回避して無期懲役にしたら反省するのかという問題提起もダメだ。死刑になった人が全員反省して死刑になってますか?無期懲役になった人が全員反省していませんか?反省は個々人の問題で、刑罰の問題ではない。

正義の判決=死刑判決もどうか。1審、2審は無期懲役だったのですよ。どうしてそうなったのか、またなぜ不当かまで取材しないでこんなことを書いてはいけないな。

木野さんは、単にご飯が食いたいからこの文章を書いたようだ。バルザックは「能力のないものはペンに頼る」と言ったと記憶するが、ペンの能力もない木野さんは絶望的だ。また、こんな記事を載せている週刊現代は、読売新聞にバカにされてもやむを得ないな。