東京新聞の右記のページ(http://www.tokyo-np.co.jp/article/national/news/CK2007112002065843.html)
に、今日から来日外国人に指紋採取と顔写真が義務化されたことについての記事が載っている。
NHKのラジオニュース(午前7時)によれば、このようなことが行なわれるのは、アメリカについで2国目だという。日本のアメリカ追随ぶりがよく出た出来事といえよう。
上記のページに書かれているように、理解を示している人もいるが、反対している団体もある。このような制度が世界中に広がるかは、予断を許さない。
仮に私がやられる立場になったら、面倒くさくて、いやだ。他の人もそうだったのか、昔指紋押捺が裁判で争われた。しかし、日本の最高裁判所によれば、「合理性もあり」、「一般的に許容される限度を超えない相当なもの」として、違憲とはされなかった(最高裁平成7年12月15日判決 刑事判例集49巻10号842頁。芦部信喜『憲法(新版補訂版)』(岩波書店)参照)。
犯罪防止と、プライバシー保護や嫌悪感とのせめぎあいは、当分の間世界を巻き込みそうだ。