YOMIURI ONLINEの右記のページ(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20071124it13.htm)
によると、オーストラリア連邦議会(上院、下院)の総選挙が行なわれ、注目の下院で、最大野党の労働党が過半数を越える議席を獲得して、保守連合を破り、11年半ぶりに政権を奪回したそうだ。
「イラク駐留部隊の部分撤退や京都議定書の批准など、ハワード路線の軌道修正を図る」そうだ。
『ご臨終メディア』(森達也=森巣博、集英社新書)に、オーストラリアの公共放送が、現政権について批判的に報道することが書かれているが、その成果か、現政権に、多寡を問わず問題があれば、速やかに(といっても11年半だが、たぶん問題がなかったのだろう)政権が変わるのだから、健全なように思えてしまう。
翻って日本、イラクの給油問題において憲法論を出さないなど(と言っても、朝日などには出ているのかもしれないが、読んでいない。申し訳ない)、何か現政権の批判に及び腰なマスメディアに接すると、よく知らないオーストラリアでもうらやましく思ってしまう。もっとも、現政権は、世界でも稀に素晴らしい政策を実行しているのかもしれないが(そう信じなければならないということか)。