石破茂防衛大臣が端緒を開いたUFO談義が、政界に広まっているという。
国防の観点、ならびに、話の面白さから、UFO談義自体が悪いとはいえない。
しかし、気になる点が。すなわち、「UFOがいないわけではない」ことを前提としてUFO談義を進めていることである。
私は科学者ではないので本当は論じる資格がないが、私が知る限りの科学者の通説としては、「UFOがいるわけではない」というのが現時点では正しいそうだ。
UFOと思われるものは、ほとんどが何らかの原因があるものらしい。
何度でも書くが、UFO談義自体は結構である。しかし、前提を取り違えられると、聞いているほうとしては心配になる(この人たちに政治を任せていいものか、と)。
*UFOのみならず、科学的に考えるためには、以下の3冊が有益だと個人的には思う。
『奇妙な論理(機Ν供法戞淵沺璽謄ン・ガードナー ハヤカワ文庫)
『なぜ人はニセ科学を信じるのか(機Ν供法戞淵泪ぅル・シャーマー ハヤカワ文庫)
『クリティカルシンキング 不思議現象篇』(T・シック・ジュニアなど 北大路書房)