JBLはファイナルで盛り上がっているが(3月24日時点で、トヨタ自動車アルバルクが初代(新生)JBLチャンピオンに王手をかけている)、そのJBLが、3月17日に、2月27日の総会において、OSGフェニックス東三河(以下、フェニックスと表記)のJBL退会を承認したという(http://www.jbl.or.jp/topics/2007/0172.html)。
正直言って、フェニックスのbjリーグ転籍は半信半疑だったが、JBLが公表したので、本当だと思った次第。本当に「フェニックス bjリーグに 翔ぶんだな」。
退会承認の報告で気になったのは、「財政的な事情によることも退会の一因」というところ。愛知県で8試合(フェニックスのホームゲーム6試合+三菱電機ダイヤモンドドルフィンズのホームゲーム6試合。なお、アイシンシーホースとの試合はすべて愛知県外だし、三菱電機とのリーグカードは北海道)しか試合をさせないで、「財政的な事情」はないだろう(アイシンのホームゲームやリーグカードを愛知県で行なうなど配慮すべきだったろう。もっとも、会場確保の問題もあるが)。フェニックスに財政的な負担を負わせておいてその結果フェニックスが退会したのならば、JBLの運営に問題があると言わざるを得ない。
ところで、bjリーグに転籍したら、フェニックスはどうなるのか。まずは、右記のサイトから選手名を御覧ください(http://www.jbl.or.jp/teams/005/loster.html)。
セミファイナル第1戦(TVで観戦した)のスターティングメンバーは以下の通り(G=ガード、F=フォワード、C=センター)
G クリフ・ホーキンス(リーグアシスト王)
G/F川村卓也(日本代表)
G/F朝山正悟(オールスターMVP)
F 堀田剛司
C マーキース・エスティル(得点王、Field Goal Pct第1位など)
これに加えて、セミファイナルのチーム記録を見てみると、Gでキャプテンの本郷謙二郎、Gの大口真洋あたりを主力として残留してもらうのだろうか。
また、bjリーグは、外国人が何人いてもいいので、これらに加えて外国人を2人ぐらい補強することになるのだろうか。となると、特にFとCの日本人(学校卒含む)プレイヤーは移籍となるのか。
もっとも、来期から栃木ブレックスがJBLに参戦したり、レラカムイ北海道が戦力不足だったりで、とりわけ日本人選手は(学校卒含む)、JBLのチームへの移籍を模索するのだろうか。
bjリーグ・仙台89ERSの本拠地に住んでいる私としては、とりわけ主力選手にはぜひ新チームに残留してほしいと願っている。もっとも、試合のときはブーイングをしますけどね。
*なお、この記事は、文中敬称略としました。