清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

こんなでは 部数が減るの 当たり前

今日の読売新聞朝刊14頁(仙台では)「シンポジウム「もし、新聞がなくなったら~混迷時代の座標軸」は、噴飯物の内容だった。

まず、基調講演の瀬戸内寂聴さん。「私がまた訳をしたのは、日本の国語力が非常に低下していたから。円地文子さんの新しい名訳(完訳1973年)でさえ読み取れない若い人が多くなっていた」といっているが、その理屈だと、昔の人が常に国語力があるということにならないか?私は円地さんの訳を読んでいないからなんとも言えないが、おそらくは、言葉が淘汰されたから(それ自体は自然。だから「古典」が「現代文」とは別にある)読み取れないということではないのか。

「パネル討論」も笑える。

(1)まずは坂東真理子さん(『女性の品格』(PHP新書)の著者)。「身近なことには関心があるが、社会の動きに興味のない人が増えている」って?それ自体は自然なことだし、そもそも身近なことに一生懸命にならざるを得ない苦しい状況と考えられないか。

(2)最相葉月さんをはじめ、新聞を読むよりネットを利用することを論じているが、ニュースならば、紙でなくても、ネットで読めるんですよ。また、「整理・区分け」は、たとえば、(不十分かもしれないが)グーグル・ニュース(http://news.google.co.jp/)
がやってくれるんですよ。

(3)ネットサイドの川辺健太郎さん(ヤフー・ニュース企画部長)も媚びているのか、「ネットより紙のほうがレベルの高いものがたくさんある」とヨイショしている。しかし、,修發修癲◆峪罎里曚Δレベルが高い」と断言できないこともある(詳しくは当ブログを見ればわかる。読売新聞を毎日読んでいる私だから信用してよい)、▲譽戰襪忘垢あるとすれば(一般論としては紙のほうが高いとは思う)、ネットと紙ではなく編集の問題である(このブログをはじめ、ネットオリジナルの情報は、他人に見てもらっていないものが多いので、レベルが低いものが多いとはいえよう。もっとも、編集されていても、実感が違ったり、レベルが低かったりということもあるが)、以上2点よりこのコメントも噴飯物だ。

(4)粕谷卓志さん(朝日新聞社編集担当)いわく、「新聞は、間違いない情報を伝えるしくみがある」?本当か?間違えるのは人間の行為だからという意味では、ネットでも新聞でも変わらないだろう(ところで、朝日新聞の珊瑚の件は、誤報(記者の細工)だったよな?こういうことをする新聞に「間違いない情報を伝える」などと言ってほしくない)。

(5)最相さん、「今危機なのは、新聞の情報がネット上で無料提供されていること」だって?,垢戮討無料提供されているわけではないこと(投書など)、¬砧祖鷆,気譴討い襪海箸妊優奪肇罅璽供爾量鬚卜っていること(役に立っていることを「危機」と表現するのか?)、9告収入を軽視していること(記憶で申し訳ないが、購読料より、広告収入が多いと聞いたことがある)、以上3点により、これも噴飯物だ。

(6)おかしなことばかりだと思ったら、「読者は、解説やニュースの見方について不満があるのでは」という、橋場義之さんの素晴らしいコメントもある。

(7)坂東さんいわく、「新聞はチェック体制があり、発信まで責任を持つメディア。一方で、中傷も含めネットで自由に発信し、責任を取らない人も多い。新聞がしっかりやろうとするほど、そういう人たちに批判されることもあ」るとのことだが、/景垢肪羹?ないとは言えない(読売新聞は、週刊誌を根拠として質問をした議員を中傷したことがある)、批判は「新聞がしっかりやっていない」ことも考えられる、以上2点より、ボケた発言である。

(8)最相さんいわく、「私はフリーなので、書いたものをタダで読まれると生活できない。元手や時間をかけて書いた文章は価値あるものと認めてもらいたいし、それを裏切らない文章を私自身は書かなければいけない」って?〔砧舛覇匹瓩襪發里盡擬蠅覆匹呂かっている、∈覗蠅気鵑離灰瓮鵐箸鯑匹鵑生造蠅任蓮◆峅礎佑△襪發痢廚箸惑Г瓩蕕譴覆ぁ粉獷忙愿Α法以上2点よりダメコメントだ。

どいつもこいつも(失礼)おかしなことを言うなぁ。ところで、内橋克人さんによると、読売、朝日、毎日、日本経済各新聞が部数を減らしている反面、産経新聞と地方紙が部数を減らしているとのことだが、現時点では根拠を発見できていない(内橋さんの言っていることは本当だと思うが)。でも、こんな記事が載るんじゃ、誰も新聞を読まんわな。

最後に、もし新聞がなくなったら?それはそれなりに暮らしていけるんじゃないか。携帯電話・ラジオ・テレビもあるし。そういえば、被災した時って、新聞は情報源として役に立つのかな(新聞紙は役に立つので、その意味で新聞は永遠に不滅だとは思うが)。