清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

医師側の 言い分一理も ないけれど

YOMIURI ONLINE「奈良調書漏えい、「目的は正当」鑑定医側が無罪主張へ
」(http://osaka.yomiuri.co.jp/news/20080414p101.htm
によると、精神鑑定用の調書などをジャーナリストに漏えいしたとして刑法の秘密漏示罪(第134条)に問われた精神科医の初公判が、奈良地方裁判所であり、弁護側は、 崗霾鵑鯆鷆,靴燭里蓮⊂年に殺意がなかったことを示し、広汎性発達障害に対する社会の誤解を解くという正当な目的があった」と無罪主張の方針を示し、◆嵌鏐霓佑漏惻鰻亳海里△覺嫩蠖佑箸靴憧嫩蠅鮃圓辰拭廚箸靴董行為が医師の業務に該当しないと主張した、という。

まず、,砲弔い董◆淵◆忙Π佞陵無を示す必要性がわからない、(イ)「社会の誤解を解く」ならば、事実を加工して、放火した少年とわからないようにすればよい、以上2点により、上記サイトを見た限りでは、理由があるとは言えない。

次に、△砲弔い討世、鑑定自体は直接には医師の業務ではないとしても、医師だから鑑定を依頼したであろうことを考えると、説得力がない。

以上により、報道を見た限りでは、この医師は、残念ながら秘密漏示罪に問われると予想する。

ただ、そうだとしても、この問題、医師だけが責任を問われるべきなのだろうか。ジャーナリストや出版社の責任はないのだろうか。全くありえないとは言わないが、医師が知人のジャーナリストに相談し、出版社が出版を決めるというのは不自然だと思う(犯罪のリスクを冒(おか)すよりは、普段の医療行為に力を注がないか?)。おそらく、ジャーナリストや出版社側が持ちかけたのだろう(あくまでも直感)。もしそうなら、ジャーナリストや出版社関係者が責任を問われないのは、不公平だと思う(刑法第65条第1項より、共犯関係は成立する)。

*なお、この記事は、各種刑法各論概説書を参照しました