YOMIURI ONLINE「ミャンマー軍事政権が国民投票強行、被災者置き去り」（http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080510-OYT1T00356.htm）
によると、大型サイクロンが襲った「ミャンマーで１０日午前６時（日本時間同８時半）過ぎ、新憲法案の是非を問う国民投票が始まった」という。
サイクロン襲来直後であることも批判が強いだろうが（でも、日本で総選挙前に台風が襲った場合は、延期するのだろうか（した記憶はあるが））、憲法の内容も、報道を見る限りでは、問題がありそうだ。上記サイトでは「軍の政治的役割を保証する」内容と書かれているし、一説では、アウン・サン・スー・チーさんに政治参加させない内容のようだ。
どこの国でも、権力者は、その国の国民より、自分の権力を確保することが大事であるとはいえ（今の日本の暫定税率論議も、道路に対する権限確保のために暫定税率を復活させたという説がある。もっとも、自由民主党の主張も一理あるので、判断は差し控える）、ミャンマーはちょっと露骨なようだ。もっとも、今の日本も、憲法改正案が発議される可能性があるので、今のうちに憲法の内容を理解し、発議されたら慎重に吟味することが、日本人に求められよう。
