時事ドットコム「2008/05/20-18:44 「平和度ランキング」日本5位=140カ国中、G8では最高」(http://www.jiji.com/jc/c?g=pol_30&k=2008052000820)
によると、「英経済誌エコノミストの調査部門、エコノミスト・インテリジェンス・ユニット(EIU)などが140カ国の政情や治安状況を分析し、ランク付けした「世界平和度指数」2008年度版が20日公表され」、「日本は昨年と同様5位で、主要8カ国(G8)中では最高」だという。
上記のサイト、47NEWS「平和度調査で日本5位 中国、ミャンマーは下落」(http://www.47news.jp/CN/200805/CN2008052101000097.html)
、ならびに読売新聞「日本の「平和度」世界5位、中国は67位…英誌調査」(http://www.yomiuri.co.jp/world/news/20080520-OYT1T00893.htm)を見た限りで主なランキングを挙げてみると、
1位アイスランド、2位デンマーク、3位ノルウェー、4位ニュージーランド、49位イギリス、67位中国、97位アメリカ、105位イラン、126位ミャンマー、131位ロシア、139位ソマリア、最下位イラク。
時事ドットコムの上記の記事によれば、平和度ランキングは、「(1)戦争や内紛が起きたか(2)暴力犯罪のレベル(3)政治的安定性(4)テロ発生の潜在性-など24項目について分析し、数値化して国別比較した」ものだという。
また、日本は、「隣国と緊張関係にあるものの、重大犯罪が少なく、政情も比較的安定していることなどが評価された」(時事ドットコム)、「防衛費の対国内総生産(GDP)比や犯罪率が他国より低い点が評価された」(読売新聞)ということが上位にランクされた理由のようだ。
そもそも、これらの項目分析が平和度に貢献するかがよくわからないのだが、とりあえず日本が上位にランクされたのはよかった。
しかし、いわゆる平和憲法を持っている国なのに、1位になれなかったのは恥ずかしいことだともいえる。学力ともども1位を目指してほしいものだ(学力はどうでもいいが)。
それではなぜ1位になれなかったのか。原本を読んでいないので言う資格はないが、上記記事から推測すると、北朝鮮や中国が近くにあること、実は防衛費の支出が多いこと(厳密な数字は知らないので、調査予定)などが原因なのだろうか。そうだとすると、北朝鮮や中国といかに仲良くやるかが平和度を上げるために大事ということになる。
しかし、それは日本の問題ではなく、北朝鮮(拉致)や中国(軍拡の噂が絶えない)の問題のように思う。そうなると、平和度も案外当てにならないのかもしれない。