MSN産経ニュース「「我が国固有の領土」は見送り 「竹島」は明記 学習指導要領解説書」（http://sankei.jp.msn.com/life/education/080714/edc0807141605001-n1.htm）
によると、「新学習指導要領の中学社会科の解説書に」おいて、「「我が国と韓国の間に竹島をめぐって主張に相違があることなどにも触れ」とする記述を盛り込み、竹島を初めて明記する一方、領有権を直接的に示す表現は見送った」という。
（１）これ自体は妥当であろう。現状をきちんと書いているからである。
（２）韓国の抗議は、立場としては理解するが、なぜ教育に介入するのか？相当の根拠があるのか？以上２点の疑問がある。
（３）手元にある「新詳高等地図 最新版」（帝国書院 高等学校の地図帳）ｐ８１（平成１７年１０月１７日発行の物では。最新版で確認されたし）によると、竹島は、明らかに日本領土である。なのに、教育現場では教えられないのだろうか。私は、実は地理を履修していないので言う資格はないが、あえて言うと、別に竹島を日本領として教えていいのではないか。相当の根拠を示して、韓国に対して主張することが大事なのではないか（一般論として、領土は広い方がいいから）。
追記―２００８年７月１５日記
「尖閣諸島は日本が実効支配していることから、政府は「領土問題ではない」との見解を示し」ているので一緒にしてはいけないのだろうが、当ブログでは近隣の領土問題として一緒に扱うと、「中国や台湾が領有権を主張している尖閣諸島について、文部科学省は、中学校の新しい学習指導要領（１２年度全面実施）に基づいて編集される社会科の教科書に、日本が領有していることを明記するよう促す方針を固めた」という（毎日.jp「新学習指導要領：中学教科書に「尖閣領有」も明記 文科省が方針」（http://mainichi.jp/select/seiji/news/20080715dde001010040000c.html）
）。
