YOMIURI ONLINE「桐生一高、一般生徒の球場応援を中止…相次ぐ批判受け」(http://www.yomiuri.co.jp/sports/hsb08/news/20080807-OYT1T00019.htm)
によると、「群馬・桐生第一高の野球部員(2年)が強制わいせつ容疑で逮捕された事件を受け、同校は7日の試合で、学校主催による一般生徒の応援を中止する」という(実際したかは、確認していない)。
上記サイトによると、「同校は、甲子園球場での応援は自粛し、希望者のみの参加とすると説明していた。ところが、(中略)それ以降も同校に「なぜ出場辞退しないのか」など批判的な内容の電話が相次ぎ、「事態はより重大と判断した」」という。結局、「教職員や応援団、控えの野球部員ら約90人のほか、保護者約400人がスタンドで応援する予定」とのこと。
もちろん、野球部員のしたことが事実ならば悪いことである(本人が認めても、処分が出ていない段階での何らかのアクションは過剰反応では?)。しかし、わからないことだらけである。
まず、第1に、なぜ「一般生徒の応援を中止」しなければならないのだろう。強制わいせつに一般生徒が関わっているわけでもないだろうに。応援の強制もいただけないが、応援しないことの強制は(感情的だが)もっと良くない。
第2に、「「なぜ出場辞退しないのか」など批判的な内容の電話が相次」いだとのことだが、何でそんな電話をかけるのか。出場の判断は、日本高校野球連盟と学校に任せておけばいいじゃないか。出場しないことがそんなに楽しいことなのか?関係ない人(監督の指導ゆえに強制わいせつとは考えにくいだろう)の出場機会を奪うことがそんなにうれしいことなのか?こんな電話をかける人は、仕事も勉強も全くダメなんだろうな。
そもそもは、わけのわからない連帯責任がはびこっていることが原因の1つである。不祥事を起こした人間だけが責任を負えばよく(もしそうでないと、あえて不祥事を起こして出られなくすることが可能)、それ以上の責任を求めるべきではない。