清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

キャリア教育 あんまり期待 しないがいい(2)

「キャリア教育 あんまり期待 しないがいい」(http://blogs.yahoo.co.jp/kiyotaka_since1974/35602341.html
で、「キャリア教育は、子ども達にとって精神的にプラスになるとは思うが、実際的な効果(例えば、フリーターやニートや早期離職者が少なくなること)は期待しないほうがいいと思う」と書いた。今日の読売新聞朝刊13頁(仙台では)に、またキャリア教育のことが書かれていたので、誠に勝手ながら、取り上げてみたい。上記と矛盾するかもしれないが、承知の上でお読みください。

今日の読売新聞2008年8月19日朝刊13頁(仙台では)に、「ひと(人)しごと(仕事) キャリア教育」と書いてある記事がある。

川崎市立の小学校に、転職支援会社の従業員が来て、小学校6年生に仕事の楽しさを教えている。なお、このプログラムは、NPO法人が開発し、それに賛同した企業の従業員らが教壇に立つとのこと。

もちろん、「こうした授業は、子供たちにとって、職業を考える貴重な機会になる」ことを否定はしない(でも、ペリカン社の「なるにはブックス」でも悪くはないだろう)。

しかし、この記事の出来は全然ダメである。以下、引用しつつ、理由を述べる。

「小学校までキャリア教育が広がり始めたのは、若者を取り巻く環境の変化が大きな要因だ」というのは、たぶんそうなのだろう。

しかし、ここで、千葉大学の藤川大祐准教授が、プッツンしてくれました。いわく、「子供が地域の年長者と接する機会が著しく減り、人生のモデルを見つけにくくなった。その結果、学校を出ても就職しなかったり、就職してもすぐに辞めてしまったりする」。

人生のモデルが見つけられないから「学校を出ても就職しなかったり、就職してもすぐに辞めてしまったりする」?ハハハ。どう調べたらそういう結論が出るんだ?就職のメリットが少なくなっていることは、データがなくても、ちょっと頭を働かせればわかるだろうが(親の世代の資産状況、労働現場の問題、など。だからといって、就職しないことや辞めることがいいといっているわけではない)。

フリーターやニートがやや減った?当たり前だろ。,い錣罎襯蹈好函Ε献Д優譟璽轡腑鵑寮ぢ紊六匐,凌瑤多い上に就職時に不況だったうえ、それらの世代の人が定義から外れるし(35歳になったらフリーターやニートではなくなる)、∈廼畚⊃Δ靴真佑寮ぢ紊蓮∋匐,少ない上に、超売り手市場だったからな。

文部科学省は05年度から、中学生が5日以上の職場体験を行なうことを呼びかけており、書店や百貨店などで体験学習を行なう中学校は増えている」?何で批判しないのかね。―馘垢簓寛濺垢辰董∪擬勸?ないんだよ(データを示せといわれても困るが、契約社員だったり、アルバイトだったりするのは、その店の求人広告を見ればわかる)。◆屬修琉佞鉾燭垢覿賁髻廖雰竫∥茖隠絃髻砲謀?燭襪鵑犬磴覆い痢希望がなければ、働かないという選択肢は用意されているのか?だから、遠足などの社会見学(皆さんも覚えているでしょう)が限界なのである。

またまた藤川准教授のプッツン発言、「普段の授業でも、工場に出向くなど、なるべく働き方を見せることが重要」だって?もし職場の雰囲気が悪かったら、逆効果にはならないのか?また、法定労働時間外の仕事も見せなければダメなんじゃないの(文字通り、日本の労働者は、命をすり減らしている人がいる。何せ、「カローシ」発祥の地だもんな)。

最後に、フリーターやニートについて。

まず、フリーターは、労働環境が悪いというだけである(「就職しない」ことではない!)。可能な限り、正社員との格差を縮めるべきであろう。

ニートに関しては、労働現場に魅力がなかったり(上司の人格的な問題もあろう。そんな上司をまずクビにすべきか?)、学費が高かったり、訓練が筋違いの可能性があることを直視して、対策を立てるべきだろう。

この記事でわかったことは、読売新聞の田中左千夫記者と、千葉大学の藤川大祐准教授の人生が終わってしまったということである。