清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

ロスジェネを 叩くの仕事? 経済誌

週刊東洋経済2008年8月30日号『「ミスターWHO」の少数意見―“ロスジェネ”800万人、成就しつつある復讐』(p28)なる記事を見たが、新手(あらて)のバッシングのように思う。以下、論じてみたい。

まず、ロスジェネこと「ロストジェネレーション」とは、主に、団塊ジュニア世代のため子供が多く、かつ、就職時に不況と重なってしまった、1971年~74年生まれのことを言う。

この記事では、最初に、サミュエルソンを引いて、経済的に不利益を被った人のルサンチマンについて説明した後に、いわゆるロスジェネが、「非常に効果的な手段で日本経済に復讐」したが、その手段は、「子どもを生まない」ことだという。

たしかに、「予想以上の速さ」で進行している高齢化の一因ではあろう。しかし、子供が少ないほかの世代も責任があろう(「その下の世代は数そのものが少ない」)。ある世代だけに「復讐」というおどろおどろしい言葉を用いるのはアンフェアだろう。そもそも「復讐」しようと思って子どもを生まない人なんているのか?労働時間、育児環境など、もっと検討することがあるだろう。

少子化で国が立ち行かなくなったら、当然移民は考えられるが(反対はしないが、養えるのか?)、「大規模な移民の受け入れを」、「ロスジェネには「ネット右翼」に代表される排外主義的な傾向がある」とする。

まず、大部分の掲示板やブログは匿名で書いているはずなのに、年齢がわかるのだろうか。また、若者が書いたという証拠でもあるのか?仮にそうだとしても、それはネットにアクセスしているからではないのか?つまり、「ロスジェネ」=「排外主義的」という式が成り立つのか?

この執筆者の「シメオン」さんって、何なのだろう。同世代なのか?それとも年配なのか?匿名だからわからないが、私はいくつぐらいかを知りたい。