清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

白露山と 露鵬の兄弟 退場だ(2)

各種報道によると、このエントリーのタイトルどおり、「白露山と 露鵬の兄弟 退場」(解雇)となり、また、北の湖理事長が引責辞任したという。

YOMIURI ONLINE「残留突っ張り一転辞任…北の湖理事長、ファンら「引責当然」」(http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20080908-OYT1T00387.htm
によると、北の湖理事長の辞任が「相撲界のトップとして責任を取るのは当然だ」とする声がある。

ただ、この問題、妥当かは、なんと検討の余地がありそうなのである。

まず、兄弟力士の方だが、ドーピング違反の場合、永久追放(≒解雇)にならない場合もあるらしい。今回が「初犯」であることからすると、検討の余地があるそうなのだ。私は疑いを持つにとどめるが(心情的には解雇は当然だと思うので、これ以上突っ込んで調べるつもりはないから)、読者の皆様においては、この処分が妥当かを調べるのも悪くないだろう。

次は北の湖理事長。これは兄弟力士以上に妥当性の検討が必要だと思う(だからと言って、本人が辞めるのを止めるつもりはない)。なぜなら、時津風部屋のような部屋ぐるみの場合の親方とは異なり、今回の場合、親方として、ならびに理事長として辞める理由が明らかではないからである(これで辞めるのならば、不祥事を起こせば引き摺り下ろせることになってしまう)。

はっきり言ってしまえば、薬物をやる人が悪いのだ。それなのになぜ理事長が辞任することになるのか。

仮に、規模の小さい企業で人を雇って、その人が薬物をやっていたことが明らかになったら、社長は辞任しなければならないのだろうか?

社会的影響力は考慮しなければならないが、だからと言って、辞めなければいけないかは一考の余地があろう。

それにしても北の湖理事長のまずかったことは、別の不祥事(たとえば、朝青龍の問題)を親方の責任にしたことである。あくまでも当人の責任とすれば、辞めずに済んだかもしれない。

なお、日本相撲協会がとるべき手段は、不定期の抜き打ち調査であることを付言しておく。