清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

不正教師の 採用取消 妥当かな?(3)

今日の読売新聞朝刊(仙台では)によると、大分県教育委員会汚職において、既に辞職した1人を除く20人の教員の処遇につき、14人が自主退職、6人が採用取り消しになったという。

読売新聞2008年9月7日朝刊34頁(仙台では)によると、自主退職と採用取り消しの違いは、「自主退職の場合は公務員としての職歴が残るのに対し、採用取り消しは勤務実体自体がなくなるため、再雇用時にも勤務歴を書けない。さらに、(採用取り消しの場合は―清高注)共済年金の加入歴も抹消されるため、年金の未納機関が生じる」(大分県教育委員会による)とのこと。

となると、自主退職に応じるほうが、教員としては賢いということになる。採用取り消しになった人には申し訳ないが、取り消しより自主退職に応じるほうが、大人の対応だと書いておく。どちらにしても、臨時採用の可能性はあるわけだし。

しかし、今日の新聞に書かれているように、「自主退職すれば、自分の非を認めることになる」ということはよくわかる。

何度でも書くが、不正を知らない教員に対し、自主退職か採用取消を迫る大分県教育委員会の対応は、尾木直樹さんが言うような「やむを得ない面」などなく、最悪である。

この処分の狙いは、教育界の刷新のようだが、そうはならず、子供たち誤ったメッセージを送った可能性がある。すなわち、ゝい貌?蕕覆た佑いれば、バレないように(仮にバレても)はめてしまえばよい(いじめの奨励?)、∨寨茲亘椰佑傍∪媚?海なければ責任は負わないのに(民法第709条、第415条、刑法第38条第1項)、本人に帰責事由がなくても不利益を負う場合がある、以上2つのメッセージである。

大分県教育委員会よ、今からでも遅くはない。自主退職、処分取り消しこそを取り消し、その時点数上合格していた人もあわせて正規採用(臨時採用との違いはわからないが)すべきである(それにしても、改竄ゆえに合格してそれを知らなかった人も、改竄ゆえに不合格になった人も、どちらもかわいそうだ。なんとかならないだろうか)。

なお、今回の不公平な処分がまかり通った原因の1つには、試用期間の関係(民間と違って、教員は1年が普通らしい)があるのではないか、ということをつけ加えておく。