清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

仙台に 時代錯誤の 議員あり

今日の読売新聞27頁(「仙台圏」のため、ほとんどのところでは載っておりません)によると、「11日に開かれた仙台市議会定例会の代表質問で、保育所の待機児童増加を懸念した田村稔議員(改革ネット・自民)」が、「「妻であるより、母であるより、一人の女性としての自己実現が大切という思想がまかり通る社会に、この国の行く末に恐ろしさを感じる」と発言」し、さらに、「東京・秋葉原の無差別殺傷事件にも言及し「乳幼児に構築されるべき母親との愛情の欠落がある」」と発言したとのこと。

まず、秋葉原事件から。なぜ「乳幼児に構築されるべき母親との愛情の欠落」だけを取り上げるのだろう(議題から仕方がない面もあるが)。その後の過程は関係ないのだろうか。成長期での人との付き合い、就職などは事件と無関係なのだろうか。このような説はよく見かけるが、乳幼児期だけで人生が決まるのだろうか(大事なことを否定する趣旨ではない)。

いよいよ「妻であるより」以下の検討。私は、この発言こそに「この国の行く末に恐ろしさを感じる」。思想面でも(男女平等など。これにより女性は家庭だけに縛られなくなったので喜ぶべきである。もっとも、男性としては、ライバルが増えたという意味では複雑な思いだが)、経済面でも(男女関係なく、優秀な人材が必要。これは、力仕事のウェイトが減ったこととも関わる)、「女性は家庭」という社会では不都合になったからである。人権感覚も、経済感覚(この無駄遣いが厳しいご時世で)も、ともにゼロのようである。

なお、この発言は、「田村議員は、保育所に預けられる子どもが増え続ける状況を懸念した質問で、(読売新聞の―清高注)取材に対し、「本当に保育所を必要としていない人にまで、行政が支援することに疑問を投げかけたもの」と趣旨を説明した」そうだが、 嵋榲?吠欅藹蠅鯢要としていない」人って、誰?必要数が足りないから議論をしているのではないか?という疑問がある、△海譴仮に妥当だとしても、本文で取り上げたような価値観(「妻であるより、母であるより、一人の女性としての自己実現が大切という思想」)が不当だとは関係ない、以上2点により、弁解になっていない。

こんな時代錯誤の見解を持つ田村稔議員は、速やかに辞められたし。何なら、解職請求をしようか?それを仮にしなくても、賢明な仙台市民の方は、次の選挙で田村さんを落選させるであろう。