読売新聞2008年10月10日朝刊4頁(仙台では)によると、鳩山邦夫総務大臣が、「世界の食糧事情に絡んで土や水の汚染について話す際、和歌山市で1998年に起きた毒物カレー事件を踏まえ、「和歌山に行かなくたってヒ素入りの穀物というのが出てくる」などと発言し、大橋建一和歌山市長が抗議文を送付、その結果謝罪したという。
風評被害の問題があるから、謝罪はやむないのだろうが、発言についての許容範囲が厳しくなったように思う。
たしかに、毒物カレー事件の記憶を持っている和歌山市民からすれば、許されないという気持ちは理解しなければならないとは思う。
しかし、この記事を見た限りでは、今回は、和歌山市民を揶揄しているわけでもないのに抗議されてしまったようだ。
政治家でも、ブロガーでも、表現に携わる者は、気を使えるだけ使わなければならない時代のようだ。