清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

被害者に 遠慮すること ないんだよ(?)

読売新聞2008年10月12日朝刊34頁(仙台では)によると、「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」主催(?)の集会が東京・西新宿で実施されたが、そこでは、死刑囚からのメッセージも読み上げられ、「被害者や遺族の方々のことを考え、再審請求を取り下げました」とのメッセージもあったという。

死刑になるくらいだから、凶悪な犯罪を犯したのだろう。それはもう取り返しがつかないが、少しでも被害者や遺族のことを考えたとしたら、まだマシと言えよう。

ただ、「被害者や遺族の方々のことを考え、再審請求を取り下げ」ることはないとも言える。

と言うのは、市民的及び政治的権利に関する国際規約第6条第4号によれば、「死刑を言い渡されたいかなる者も、特赦又は減刑を求める権利を有する。死刑に対する大赦、特赦又は減刑は、すべての場合に与えることができる」からである。

世界人権宣言第3条の、「すべて人は、生命(中略)に対する権利を有する」という条項の具体化の1つのように私は思っているが、世界人権宣言第30条に書かれているように、「個人に対して、この宣言に掲げる権利及び自由の破壊を目的とする活動に従事し、又はそのような目的を有する行為を行なう権利を認めるものと解釈してはならない」こととは矛盾しないのだろうか。もっとも、生命が奪われないからとって、人を殺す権利があるわけはないが(どこの国でも刑罰は科される。どのような刑罰かはいろいろだが)。

おそらくは、生命を奪わずに、それとほぼ同視できるような刑罰を求めているということなのだろう。