私は、TBSテレビの「サンデー・モーニング」をほぼ毎週見ているが、今日は、スポーツのコーナーで、珍しく国内のバスケットボールが取り上げられていた。
これは、元NBAプレイヤーで、JBLリンク栃木ブレックスに在籍している、田臥勇太選手と、世界最高身長と噂される(232cm!(236cmでした。お詫びして訂正します。「清高もこんなもの」との批判は甘受))、bjリーグの浜松・東三河フェニックスの孫明明(スン・ミンミン)選手のおかげだろう。両リーグの今年の目玉であることは疑いがないだろう。
ただ、2点、気になるところが。
第1に、JBLとbjリーグの比較。JBLは「日本代表可能」であり、bjリーグは「日本代表不可」だとか。たしかに、財団法人日本バスケットボール協会はその姿勢を崩してはいない。しかし、最強の12人のメンバーを揃えることが大事だとすれば、この姿勢こそが批判されるべきだが、私が聞いた限りでは、それがなかった。残念である。代わりに、「日本代表いる」、「日本代表いない」ならば、客観的に正しく、差し障りがないと思われるので、より良かったのだが。
第2に、2008年10月18日終了現在のJBLの順位表。リンク栃木と、三菱電機ダイヤモンドドルフィンズが同順位になっていたが、間違っている。
JBLの順位決定方法は、「(1)勝率→(2)当該チーム間の勝率→(3)当該チーム間のゴールアベレージ(※ゴールアベレージ=得点÷失点)→(4)レギュラーシーズン全試合のゴールアベレージ」である(JBL「JBLの大会」(http://www.jbl.or.jp/jbl/rally.php)
参照。詳しく調べていないので断言はしないが、FIBAの順位決定法とほぼ同じ(確か、(1)が勝ち点(勝利2点、敗戦1点、不参加0点)のはず)。なお、蛇足をつけ加えると、bjリーグの順位決定方法は、「カンファレンス内順位のみとし、勝率で決定。同勝率の場合は、‘声催精后↓∩軻静世陵ダ莉膂未之萃蝓塀颪直すと、(1)カンファレンス内(以下略)の勝率→(2)得失点差→(3)総得点。要はサッカーに似せている)」(bjリーグ公式ブログ「2008-2009シーズンの概要及びプレイオフ形式のお知らせ」(http://bjleague.livedoor.biz/archives/cat_50039175.html)
参照)。
昨日、リンク栃木と三菱電機の試合が行われ、リンク栃木が87-76で勝利している。その結果、両チームはともに2勝4敗である。となると、JBLの順位決定方法の(2)でリンク栃木が上なので、2008年10月18日現在ではリンク栃木が7位、三菱電機が最下位になる。
日本のバスケットボールが取り上げられたことは前進だが、正確に理解してもらえるのは(私も正確に理解しているとは言えないだろうが)まだまだ先のようだ。