清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

「弁護過誤」 「洗脳」なんて 言うんだな

YOMIURI ONLINE「「弁護権侵害」 国に賠償命令」(http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20081025-OYT8T00126.htm
によると、「横浜地検副検事が供述調書への署名押印を拒否する容疑者に対し弁護人との信頼関係を損ねるような発言をしたのは、憲法で保障された弁護権を侵害するとして」争われた「訴訟の判決が24日、横浜地裁であ」り、「「弁護士固有の権利を侵害するものにほかならない」と」して、「国に10万円の支払いを命じた」という(以上、カギカッコは上記YOMIURI ONLINEより引用)。

「判決によると、」「取り調べを担当した地検特別刑事部副検事は」、「供述調書への署名押印を拒否する元課長に対し、「弁護過誤だよな」「弁護士に洗脳されているんじゃないの」などと発言し、妹尾弁護士らが担当する公判への不安感を抱かせた」とのこと(この段落のカギカッコも上記YOMIURI ONLINE)。

「国側は言動の内容を否定し」(上記YOMIURI ONLINE)ており、私も判決文などの検討をしていないので軽々にはいえないが、もしそうならば、弁護士の役割を理解していないとんでもない話である。

このような発言をしたのは、「副検事」(上記YOMIURI ONLINE)とのこと。副検事は、学生時代に刑事訴訟法を学ばなくてもなれる。もっとも、検察事務官から副検事になる段階で刑事訴訟法をやるのだろうが、精神までは学ばなかったか。

ところで、戦前は、判検事と、弁護士では、試験が異なり、それが法曹間の序列や意識に影響を及ぼしたと聞いたことがある。このようなことが現代も続いているとしたら、由々しき問題である。理想は、検察官にも一定の弁護士経験を求めることだが、人材確保の問題などもあり、容易ではないのだろう。