清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

民主だけ 党利党略 言うことか?

一部にトンデモコラムとの評判のある(?)、読売新聞の編集手帳、10月28日(http://www.yomiuri.co.jp/editorial/column1/news/20081027-OYT1T00845.htm
もやってくれました。

いわく、「解散の先送りは選挙での劣勢を恐れる自民党の「党利党略」だと、民主党は批判している。その下心が自民党内の一部にあったとしても、党利党略がたまたま“国利国略”“世界利世界略”にかなうときもある。」だって。

民主党が、日本銀行総裁人事に反対した時は、「党利党略」と批判していたと記憶するが(人事の問題性に興味を喚起した意味で“国利国略”と言えなくはない)、自由民主党が「党利党略」だと批判されればかばうのだろうか。

このコラムの不公平さは論外だが、それはさておき、はっきり言ってしまえば、政治なんか「党利党略」なのである。その「党利党略」が有権者に支持されれば政権が取れるに過ぎない。今回の民主党の批判、ならびに、読売新聞の民主党批判は、的外れである。

なお、文藝春秋2008年11月号の「新聞エンマ帖」によれば、最初に解散に言及した新聞は、読売新聞とのこと(ちなみに朝日は一番最後らしい)。解散に言及したという点では、民主党と読売新聞は同じ穴の狢だが、変節(と言っても、執筆者が違えば、見解が異なるのはやむないが)と言う面でも同じようだ(民主党は解散が遠のいたと判断して徹底的に争うそうだし、読売新聞は解散に最初に言及しておきながら解散を先延ばしにする自由民主党を支持しているから。だから、厳密には「変節」の内容が違うが)。