清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

給付金 享受できない 人もいる

紙で読んでいることもあり、普段は悪口ばかり言っている読売新聞であるが、今日の朝刊35頁(仙台では)、「きしむ暮らし ネットカフェ難民 恩恵外」は素晴らしかった。

住民票を移していない、いわゆるネットカフェ難民、ホームレス、派遣労働者には行き渡らない可能性が高いことを問題視している内容。正直、うっかりしておりました。

給付金は、世帯主あての口座に振り込まれるのが原則なので、実家などに住民票がある人は、実家の世帯主に入るので、直接受け取れない。となると、家庭の事情などで、受け取れない人がいても不思議ではない。

住居を持っていない人に給付金を行き渡らせる妙案は、私にはありません(国がすべての国民の口座を把握しているわけではないし、そもそも口座もなければどうする?)。どうすればいいのだろうか。

ところで、私は、最近、『家族という神話―アメリカン・ファミリーの理想と現実』(ステファニー・クーンツ 筑摩書房)を読んだ。それによると、アメリカでイメージされる、自助の精神は嘘っぱちのようだ。実際には、富裕層ほど、国に甘えて、給付金をもらっていたのが現実だという。また、貧困層ほど、自助の精神を強調され、援助を受けたりすると「甘ったれるな!」と言われているようだ(日本も似ていると思うのは、気のせいか)。

アメリカの富裕層の人の人間性の欠落も見えるが、それはさておき、アメリカの自助の精神が嘘っぱちなのがわかったのだから、皆さんも、困った時は、国、親族、友人などに思いっきり助けを求めましょう。もちろん、助けを求められたら、可能な限り助けてあげることも必要だが。