MSN産経ニュース「奥田氏発言に「節度必要」 民放連会長が自制求める」(http://sankei.jp.msn.com/life/welfare/081120/wlf0811201940002-n1.htm)
によると、「トヨタ自動車の奥田碩相談役が厚労省をめぐるテレビ報道を批判したことについて、日本民間放送連盟の広瀬道貞会長は20日、定例会見で、「出演者の中には、感情にだけ訴える過激な発言もある。テレビの影響力を考えると、ある程度の節度が必要」と述べた」という。
私が報道を見る限りでも、厚生労働省批判は喧しい。
もちろん、節度は求められるべきだが、日本民間放送連盟の会長のコメントとしてはいかがなものか。
むしろ、奥田碩相談役に、「マスコミは批判をするのが仕事で、そうしないと本当のことが見えなくなる」という趣旨のことを言うべきだったのではないか?
もちろん、奥田さんや企業側としては、気に入らない報道の番組のスポンサーを降りる権利がある。しかし、国民が真相を知るためには、批判的視点が欠かせないことを理解し、寛容であるべきだろう。