読売新聞２００８年１月１１日朝刊１０頁（仙台では）「１２月の読者相談」に、いわゆる「派遣切り」についての読者の声があった。その中には、「コストが高い派遣を使うのは、いつでも切れるというメリットがあるから」というのがあった。
企業の人件費削減のために非正規雇用や派遣社員を増やしていると理解していた私にはビックリのコメントだった。
さっそく調べると、「教えてgoo 派遣はかえって高コストでは？」（http://oshiete1.goo.ne.jp/qa2721675.html）
というサイトを見つけた。
大いに参考になる質疑だったが、もし派遣がコスト高ならば、派遣に何らかの制限（解雇制限）を加えれば問題解決が容易になりそうだ。ただ、上記「教えてgoo」では、派遣の方がコストが高いという議論にはなっていない。
いわゆる派遣切りの本質は、正規雇用と非正規雇用の間の不平等だと思っているので、派遣のコストいかんに関わらず、何らかの対策が必要だろう（難しいが、正規雇用に痛みが伴っても仕方ないかもしれない）。
