清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

書く側も 問題ありか 炎上は

読売新聞2009年2月5日朝刊1面、ならびに35面(本日から、「頁」ではなく、「面」で表現する)によると、あるタレントのブログが炎上した事件が、名誉毀損などで摘発されるという。

1面の記事と同旨のYOMIURI ONLINEは、http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090205nt0c.htm
(以下、1面と表記)

35面の記事と同旨のYOMIURI ONLINEは、http://www.yomiuri.co.jp/net/news/20090205nt17.htm
(以下、35面と表記)

この事件では、「足立区の女子高生コンクリート詰め殺人」と関係ない(少なくとも関係があるか明らかでない)のに、「「人殺しが何で芸人やるんだ」「死ね、犯人のくせに」「てめえは何をしたと思ってるんだ」」(1面)と書き込んだもので(蛇足を書くと、芸の良し悪しが大事で、過去は大事ではないと思うが)、刑事責任が問われるのは、当然である。

しかし、酷な言い方になるが、一般論として、ブログの炎上は、コメント側だけでなく、書く側(エントリー側)に問題がある場合もある。

この事件では、「「足立区出身の元不良」とのうたい文句で男性を売り出したこと」(1面)も原因の一つだろう(不良かどうかより、どういいのかを売り出し文句にすべきだったろう)。

35面も見ると、「山口県光市の母子殺害事件の被害を矮小化するような書き込みをした大学准教授」のように、大して調べようとせず、配慮に欠けた書き込みを批判するのは、人情だろう(もちろん、量刑を批判するなとは言っていない)。

要は、書く側としては、最大限配慮して、批判が来ることを覚悟してブログをすべきであり、コメント側としては、批判とわかるように書くべきだろう(私も暴走することがあるので、反省しないと、もっとも、犯罪を構成するほどひどいことはしていないと信じる)。

ただ、今回の報道を見て危惧するのは、批判自体は悪いどころか、権利であるということがないがしろにされているように思えることである。私のブログのみならず、すべてのブログが、記事の批判に対しては寛容であるべきである(私としては批判コメントのつもりが、削除されることがある。なお、あるブログマナーのページでは、批判がいけないことのように書かれているが、表現の自由を重んじず、エントリーする人の内容を不問としている点で、ダメである)。