読売新聞2009年3月26日朝刊7面(仙台では)に、WACワック出版の月刊誌、『WiLL』の広告が載っていた。その中で注目したのは、「総力大特集102ページ さらば、小沢一郎!」。
小沢さんは批判されることをやっているのだから仕方がないのだろうが、WiLLの見出しは面白くも、少々酷い。以下、検討する。
(1)「総理にならなくてよかった」(岩見隆夫。なお、肩書きは略。以下同じ)
「和製スターリン」だって。判断しかねるが、過激ですなぁ。
(2)私が追及した小沢一郎の金脈」(松田賢弥)
「“永田町の不動産屋”が「国民の生活が第一」とは片腹痛い」→そんなあだ名があるかはわからないが、「「国民の生活が第一」とは片腹痛い」は、直感的に同意。
(3)「朝日新聞が小沢をつけ上がらせた」(山際澄夫)
「自民叩きに狂奔、政権交代のためなら偏向報道おかまいなし」?単に批判的に政治を分析してるだけなんじゃないの?もしそうなら悪いわけじゃないが。
(4)「平気でウソをつく小沢語録」(阿比留瑠比)→略
(5)「国策捜査なんてあり得ません」(河上和雄)→元検察官が言っても説得力ゼロである。
(6)「年金被害者を見殺す小沢民主」(野村修也)
「ゴミデータだらけの照合作業で無意味に二千億円が消える。被害者救済後回しの「与党攻撃」はもうやめてくれ」→ただ乗りのリスクがあっても、救済のほうが金がかからないということか。
(7)「荒唐無稽な日米中正三角形論」(田久保忠衛)→略
(8)「法の精神とは無縁な“銭ゲバ”小沢一郎」(堤尭、久保紘之)
「堤(敬称略)「小沢は政界再編も拉致問題も戦争も、みんなカネで解決できるという発想だ」」→根拠はわからないが、ある程度は「カネで解決できる」ことに問題はないだろう。どこまで「カネで解決」し、解決すべきでないかが大事だろう。
*文中一部敬称略