読売新聞朝刊スポーツ面において、「不況不屈 現場は闘う」が連載された。(上)(原文は四角だが、カッコで代用)のレラカムイ北海道の記事が興味深かったので、以下、検討する。なお、(中)(4月2日朝刊20面(仙台では))は、クラブ経営に国がコンサルタントをしているという内容、(下)(4月3日朝刊21面(仙台では))は雪印の支援の模様が書かれているが、それは図書館でお読みください(YOMIURI ONLINE(http://www.yomiuri.co.jp)
において現時点では確認していないので)。
さて、本題。題名は、「20代女性照準 本拠地満員 レラカムイ北海道」。ただ、20代女性の話は取り上げないが。
今度こそ本題。以下、引用しつつ進める。
(1)「本拠地の札幌・月寒アルファコートドームの入場券は常に完売状態。ホーム平均観客動員は、1季目3108人、今期が3521人。いずれもリーグ平均を約1500人上回る堂々の1位だ」(「20代女性照準 本拠地満員 レラカムイ北海道」より引用。以下略)
→,泙此∋温佑泙任法∈4釮離譽薀ムイのホームゲーム(中立地開催におけるホーム扱い(色のユニフォームを着る)含む)17試合(うち北海道内16。ゆえに、「今期、札幌でのホーム試合数は16」は、厳密には間違い。理由は以下に記す)の会場は、静岡県の草薙総合運動場体育館(約3,000人の収容人数。以下,離ッコ内同じ。なお、検索エンジンで調べ、引用元は挙げない)1、月寒アルファコートドーム(約5,000人)11、きたえーる(約10,000人)2、室蘭市民体育館(調べていません)1、函館市民体育館(調べていません)2である(詳細は、「JBL日本バスケットボールリーグ 日程&結果(http://www.jbl.or.jp/schedule/)
参照)。JBLは、ホーム14試合、中立地7試合が建前なので、北海道で16試合できるのは破格である。また、アルファコートドーム、きたえーると、それなりの規模の体育館を2つ使えるのは強い。
▲譽薀ムイ以外だと、そんなに入っていないのか。その中の1チームが田臥勇太さん所属のリンク栃木ブレックスだから、既存6チームの入りは良くないのだろうか。リンク栃木含め、体育館の席数の問題だろうか、それとも努力不足なのか。
(2)「チームの収支は、1季目が約7000万円の赤字。今季も約5000万円の赤字見込みだ(中略)「社長は「不況の影響もあり、ユニフォームの胸、背中のスポンサー企業が見つからなかった。それが決まれば今期は黒字だった」
→仙台89ERSも、2期目はMJQウェディング(ハートのマーク)に撤退されてスポンサーなしだったから、難しいのはよくわかる。ただ、原因は何だろう。「不況」とはいえ、そんなに北海道の経済は苦しく、名乗りを上げる企業がなかったのか。スポンサー料が高すぎるのか。JBLの知名度がイマイチなのか(世間ではプロでないと認知しないらしい。JBLは興行権を持たないアマチュアチームがある)。人件費が高いのか(bjリーグのみならず、JBLもサラリーキャップを導入しているとか(ウィキペディア「サラリーキャップ」参照。http://ja.wikipedia.org/w/index.php?title=%E3%82%B5%E3%83%A9%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%AD%E3%83%A3%E3%83%83%E3%83%97&oldid=24578827
)。「総額上限は明らかにされていないが、bjリーグよりは上」(上記ウィキペディア)とのことだが、実際はいくらだろう。なお、上記ウィキペディアを見て思ったのだが、JBLのトップ選手は年俸2,000万円と噂されるのに、「日本人選手個人の年俸についても上限を設けており、2007-08シーズンは800万円とされている」(上記ウィキペディア)とのこと。本当ならば、問題だろう。黒字優先はわかるが、bjの上限は撤廃すべきだろう)。
(3)「今期、札幌(間違いの理由は(1)で書いた)でのホーム試合数は16。「NBAのように約40試合あれば間違いなく黒字になる」」
→これが意外と大変なのだ。他競技との兼ね合いがあるので。体育館の席数と併せて考えると、だからJBLの既存チーム(三菱電機ダイヤモンドドルフィンズを除く)がプロ化を渋るのか、と思ってしまう。