清高の ニュースの感想 令和版

題名川柳・内容超一流!

部下よりも 上司の研修 するべきか

NHKニュースおはよう日本」の7時台によると、ゆとり教育世代の若手社員は、叱られる免疫がついていないので、叱られる研修を行っている会社があるという。

たとえば、メモを持たないで上司役の講師のところに行くと、講師が「メモ持って来い」ときつく言ったり、コピーを取るように頼むと、何のためのコピーかを考えさせる、といった内容である。

この程度のことは、ある意味ビジネスマナーだから、とやかく言うことではないかもしれない。

しかし、私は違和感を覚えた。理由は2つ。

第1に、一般論としては、叱られる免疫はつけるべきだろう(クレームの問題があるから)。しかし、なぜゆとり教育世代は叱られる免疫がないと断言できるのだろう。報道機関としては、事実を追求する姿勢に欠ける内容である。

第2に、企業にとって大事なのは、部下が叱られるのに慣れることではなく、生産性を上げて、その結果利益が上がり、株主に還元することである。となると、部下が叱られたほうが株主のためになるということが明らかではなければならないはずだが、その追求もない。NHKの事実追求の姿勢のなさは先ほど指摘したが、それよりも、上司や経営者が、まずは自らの姿勢を省みるべきだろう。この点から、部下に気持ちよく働かせるための研修もあればいいな、と思う。