YOMIURI ONLINE「政府最大財源は「借金」?史上初、国債発行が税収超す可能性」(http://www.yomiuri.co.jp/atmoney/news/20090428-OYT1T00097.htm)
によると、「09年度は史上初めて新規国債発行額が税収を上回り、政府予算の最大の財源が「借金」という非常事態に陥る可能性が出てきた」という。
もちろん、原因は、世界同時不況などによる税収減だろう。
しかし、こんな状況ならば、誰も国債を買わないはずだが、買えるということは、余裕のある人もたくさんいるようだ。
となると、真の原因は、応分の税金を払っていない人が相当数いるということなのではないか?
国債は借金だ。後で利息も弁済しなければならない。国にとって(つまり、国民にとっても)更なる負担が増える一方で、国債を買える人にとっては、利息ももらえるのでいいことになる。これっておかしくないか?
新規国債発行よりも、まずは取れるところから税金を取るように努めるべきだろう(もちろん、無駄遣いはダメで、なるべき税金は増えない方がいいが)。消費税は致し方ないが、工夫して逆進性を緩和すべきである。もちろん、富裕層増税、法人税アップなども検討すべきである(もっとも、法人税をアップすると、企業が逃げる可能性があるとの説がある。法人税について言えば、万国共通の税率が望ましいと個人的には思う)。